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意地悪な気持ち ノーマンside ページ29
『え...と...706です...。』
僕は目を見開き驚いた。
まさか隣に住んでいたなんて...
ﾉｰﾏﾝ「知らなかった...。と言うか706号室は引っ越しの挨拶に何度か行ったんだけど、出なかったしね。」
そう言い僕は不敵に笑う。
Aは人見知り。それもあり中々出れなかったのだろうと想像すれば容易い。
『あ...そ、その時はきっと何かをしていて...ですね...出なかったと言うか...出れなかったというか...』
ﾉｰﾏﾝ「A、敬語になってる。」
敬語になっていることを指摘し、クスクスと笑うと俯いて、
『む...難しいんだよ？』
そう言う。
うん、そうだね。
またAの初めてを貰ったんだ。
だったら...
ﾉｰﾏﾝ「じゃあ頑張らないとね。」
そう言うとAは黙ったまま、何かを考えているようだった。
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作者名：ゆぅ | 作成日時：2019年6月20日 2時
