SpecialEdition 3-3 ページ29
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「お待たせ、Aお茶だけー。」
「うん、廉は？」
「俺も。」
「はーい。」
グラスに麦茶を注いで、二人の前に置いてキッチンで親子の会話をBGMにサラダを作る。
「大学のこと？」
「うん、明治学院大学にしようと思って。」
「青学じゃなくて？」
「そう･･･キャビンアテンダントになろうかなって考えてて。」
「うん。」
「明学って、CAとかグランドスタッフになる人にはいい環境らしくて。」
「廉はCA目指すことにしたの？」
「パイロットとか整備とか、小さい頃からやっぱりかっこいいなって思ってた。
もちろん、紫耀のこともだけどでも人と接する方が性に合ってる気がして。」
「この前はグランドスタッフって話してなかったっけ？」
「ほんとは、キャビンアテンダントが第一志望。
増えてきてはいるけど女性の職業だよなーって思ってるとこあって。
恥ずかしいっていうか、なんて言うか友だちにも言えてなくって。」
「まぁ、女性が圧倒的に多いし華やかだし。」
「だからグランドスタッフにしよっかなって感じだったんだけど。
空はやっぱり飛びたいし、それはやっぱり譲りたくないなって思って。」
廉が言った言葉に、嬉しそうな顔をしてお茶を飲む勝利くん。
「キャビンアテンダントになろうと思うけど･･･いいと思う？」
「俺はいいと思う、廉が俺の飛行機でCAするまで辞めらんないなって感じ？」
「･･･俺、頑張ってみる。」
「じゃあ、あと1年ぐらいか頑張って。
俺もAも廉のこと応援するからさ。」
「うん。」
「じゃあ、廉手伝ってこい。」
廉がキッチンに入ってきて、サラダにドレッシングをかける。
「紫耀にも言ったんだ、昨日。」
「そうなの？」
「うん、そしたらなんて言ったと思う？」
「なになに？」
「父さん絶対笑った顔お茶で隠すって。」
「たしかに、さっき隠してたよね。」
「ちょっと俺ニヤニヤしちゃった。」
「ほら見て？今も満足そうな顔してる。」
「勝利さんさ、やっぱりイケメンよな。」
「そうだね。」
「俺、かんっぜんにDNA引き継いでるよなぁ。」
「そうだね、紫耀も廉も勝利くんそっくり。」
「母さんはまぁどっちかっていうと地味よな。」
「お小遣い減らされたいってことでいい？」
「違う！違う！違う！」
「ムキになられるとほんとに傷つく。」
「でも、勝利さんが母さん選んだ理由なんとなくわかるわ。」
くっと右の口角だけ上げて、勝利くんそっくり過ぎ。
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kiki(プロフ) - 流香さん» 素敵なコメントお返事遅くなり失礼しました！なんとなく導かれて頂けるなんて嬉しい！しかも一気読み！大歓喜です。本当にありがとうございます。セクゾちゃんたちもまた書きたいなって思ってるのでまたいらしてください。導かれるように！ (2019年11月16日 2時) (
レス) id: 0a1831ac10 (このIDを非表示/違反報告)
流香(プロフ) - なんとなく見つけて読んでたら、すっごく引き込まれて…楽しませて頂きました！！すっごく素敵なお話で、一気読みしちゃいました！！ (2019年11月6日 21時) (レス) id: 76212239b2 (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - ぴょん吉さん» レスが遅れてしまい…月がかわってしまいました。ぴょん吉様最後まで読んで頂き、いつもご感想くださり本当にありがとうございました！本当に本当に心の支えでした！これからも拙いながらお話書きますので、お気に召しましたら教えてください！ありがとうございました！ (2019年10月14日 0時) (レス) id: 30d31751be (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん吉(プロフ) - 結婚後の二人が描かれて、すっごくニヤニヤキュンキュンしちゃいました！！歳を重ねてもラブラブなふたりの関係が素敵だなって思いました！kikiさんの新作、楽しみに待っています♪ナガレボシおつかれさまでした(*´ｰ`*人) (2019年9月1日 20時) (レス) id: fbd78dfb1f (このIDを非表示/違反報告)
kiki(プロフ) - ひよさん» 素敵なお言葉ありがとうございます。キュンキュンできましたでしょうか？登場人物の多い長文を読んで頂けたこと、幸せに思っています。これからの2人はこのページが許す限り･･･私の頭がまわる限り書いていきますので引き続きよろしくお願いします！ (2019年8月20日 1時) (レス) id: 805847fd8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kiki | 作成日時：2019年8月17日 3時
