【暁のヨナ】現代の青龍がトリップした2

好きな人 ページ5

やることがない…暇だ


A「誰でもいいから出てきてほしい…」


もう山賊でもいいよ

一人で歩き回ってるだけとか暇すぎだろ


ニュ

ジェハ「呼んだかい？」


A「わっ！…なんだよ」




よりによってこいつか…

いや、別に誰でもいいって言ったけどさ…


チョイスひどくない？



A「しょうがない我慢しよう」



ジェハ「せっかく来たのに扱いがひどいね」



A「で、なに？」


ジェハ「A君が呼んだんだよ」


ああ…そうだったっけ



A「で、何する」


ジェハ「話でもしようじゃないか」



A「わかった」



よっこらせとそこらへんに2人で座り込む



A「何の話すんの？」


ジェハ「女の子の話でも」


またそれかよ


A「だから俺は…」


ジェハ「女の子だろ」


A「知ってるなら言うな」




ジェハ「単純に女の子の話をしようと
　思ったけど…好きな人の話でもしたそうだね」

ジェハはニヤッと笑う


…はめられたのか



これだからジェハは苦手なんだよ面倒くさい


A「あーはいはいそれでいいですよ」


ジェハ「じゃあ遠慮なく」


少し楽しそうにしているのがイラつくけどそこはもういいだろう





まあ、適当に流せば…

ジェハ「A君ってシンア君のこと好きだよね」









…！？


A「は…？？え、え、い、いやいや、ち、ち、ちがうし」



ななななんで、え？いや、え？



ジェハ「わかりやすいなぁ」




A「ど、どうしてそう見えるんだよ」







ジェハ「無口で気遣ってくれて優しい鈍感な人だろ」


A「あーー」


思いっきり行っちゃってたよ！俺！

バカかよ！ていうかシンアに聞かれてたらどうすんだよ…！





A「…絶対…言うなよな…」


ジェハ「A君…」


A「なに」


ジェハ「君もやっぱり女の子なんだね」


A「はあ…遅過ぎる」



でも本当に言うなよ

本当に本当に…

恋→←アオとシンア

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す