君のこと ページ3
瀬名side
急いで教室から出ていったさくらを
見送り、スマホを出す
LI〇Eを開き
泉お弁当にエビ入れないでって言ったじゃん
ままあ〜ごめんごめん
ままでも、エビ嫌いだった?むしろ好物だよね?
泉好きだけど、お弁当にはいれないで
ままはいはーい
多分、さくらは気づいただろう
俺のお弁当にエビがはいっていたことに
さくらはエビの匂いも味も嫌いだから…
もし、俺のお弁当にエビが入っているからみたいな
変な理由でお昼ご飯を一緒に食べれなくなったら
俺の毎日の楽しみがひとつ減ってしまう
さっきの顔近づけた時のあの赤い顔
もっといじめたくなっちゃう…
ご飯粒つけたままのおっちょこちょいな所も
俺がいなきゃダメだなぁ
なんて思ったりして
思い出すだけで頬が緩む
薫「せなっち最近さ、なんか、
雰囲気丸くなったよね」
千秋「確かに、様子が少し違うな!
よし!友達として声をかけに行こう!」
薫「いや、あれはほかっといていいと思う」
瀬名「ちょっとぉ、全部聞こえてるんだけどぉ
人を変わり者扱いしないでよねぇ」
薫「いつものせなっちだ
やっぱり〜、さくらちゃん…かな?」
瀬名「さくらがなに?」
薫「へぇ〜さくらって呼んでるんだ〜
俺も呼び捨てしてみよ〜っと」
瀬名「呼び捨てしていいのは俺だけなのぉ…
あんたらうるさいから
少しは静かにできないのぉ?」
千秋「どうして呼び捨てしていいのが
瀬名だけなんだ?」
瀬名「どうしても何も無いよ
あ〜もう!仮眠するから
授業前に起こしてよねぇ」
薫「素直じゃないね〜」
最後の言葉は聞かなかったことにして
イヤホンをして机に伏せた
49人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きつね | 作成日時:2020年8月27日 0時