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30:まだ、何も ページ31

ヴィル「ま、こんなものね。どう?」
A「はい…大丈夫です。」
書いていたメモから顔を上げる。
ヴィルさんの話を聞きながらメモを取り、時々実践。
あらかた分かったところで、ヴィルさんは言う。

ヴィル「そろそろ頃合いね。寮まで送るわ。」
A「え、いいですよ。最近送って貰ってばっかりですし。」
ヴィル「いいから。行くわよ。」
A「すみません、いつも。」
俺は準備をして腰を上げる。
先を行くヴィルさんの後ろをついて行く。

ヴィル「まぁ、リドルの圧勝でしょうね。」
A「そうですね、多分、手も足も出ないでしょう。」
そんな話をしながら鏡舎ヘ向かった。


ーーーーーー鏡舎ーーーーーー
A「な、なにこれ…。」
ヴィル「ただ事じゃなさそうね。」
たくさんのハーツラビュル寮生が、鏡からおしよせて来る。

皆、何かから逃げるように。

と、顔見知りを見つけ、捕まえる。
A「これなに?何かあった?」
寮生A「あぁ、A!今、エース達が、寮長と戦って!エース達の負けだったけど、寮長が、オーバーブロットしたんだ!今は寮ヘ行くな!」
ヴィル「オーバーブロットですって?」
ヴィルさんの眉根がくいっと上がる。

A「うそ、そんな。…エース達は?」
寮生A「今寮長を食い止めてる!クローバー先輩と、ダイヤモンド先輩もだ!あと、なんだっけあの子。…監督生!監督生が一緒にいたはずだ!」

監督生?


ユウ。

A「…ユウ。…まだ何も、出来てないよ。なんで…。」

気付けば、走っていた。

寮生A「おい!A!?」
ヴィル「A!戻りなさい!」

人の流れに逆らってハーツラビュルに進む。

ユウ、

ユウ!

無事でいて。

ーーーーーーハーツラビュルーーーーーー
いつもの綺麗な迷路が、グチャグチャになっていた。

少し奥の方を見ると。

ユウに、木が、降り掛かって来ていた。

トレイ「ドゥードゥル・スート!!」
A「お忘れ物はなさいませぬよう。(グラス・フォーゲット)!!」

31:時を止めて。→←29:女王陛下は



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ゆずりは(プロフ) - 完結いたしました!ありがとうございました! (2020年12月5日 12時) (レス) id: d4a1b6f1ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆずりは(プロフ) - ハーチュラビュリュって言っちゃう人さん» そんなに褒めて頂けたのは初めてです!ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです! (2020年11月23日 23時) (レス) id: d4a1b6f1ce (このIDを非表示/違反報告)
ハーチュラビュリュって言っちゃう人 - 今日初めて貴方様の小説を読ませていただきました。語彙力が無さすぎて誉め方がわからないんですけど(( 物凄く面白かったです!続きを楽しみに待っています! (2020年11月23日 22時) (レス) id: aea5f17203 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずりは(プロフ) - すんさん» お恥ずかしい…。ご指摘ありがとうございます。 (2020年10月27日 3時) (レス) id: d4a1b6f1ce (このIDを非表示/違反報告)
すん - badがbatになってますよ_| ̄|○ (2020年10月26日 22時) (レス) id: dc22fa88f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずりは | 作成日時:2020年6月20日 14時

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