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20:アタシの目が。 ページ21

A「えっと……まぁ、はい。」

ヴィル「そう。じゃあその作った服を自分で着るのは好き?」

A「いや…まぁ、たまに、ですかね。」

ヴィル「…だったら、そのボードの裏に隠してある、トルソーは何かしら。」

A「え…」


みら、れた?

あれを?


ヴィルさんに?


まずい。


ヴィル「どう考えても、女物よね、それ。」

ボードの裏に近づくヴィルさん。

止めたりしたらバレる。

どうしようか。

ヴィル「…しかも、サイズはちょうどアンタにピッタリなんじゃなくって?」

A「え、と。お、俺の親戚の子のやつです。直してて。」


ヴィル「…アンタ、親戚はほとんどいないって最初の自己紹介のときに言わなかった?」

A「………………………。」

ヴィル「ねぇ、アンタは。


女の子なの?」


駄目だ。

もう、ごまかせない。



A「ごめん、なさい、ヴィルさん。」

ヴィル「…それは、何に対して?」

A「黙っていた事に、です…。」

ヴィル「…ま、最初からそうかもしれないと思っていたけど。」
A「え、気付いて…!」
ヴィル「アタシの目がごまかせるとでも?」

ヴィルさんは笑う。

ヴィル「それで?これは何?この…





ダッサい服は!!!!!!!!!」

トルソーに着せられた服は、
クリーム色のワンピース。

ただ…無地なのである。

なんの柄もなく、腰回りにしぼりが入っただけのすとん、としたワンピース。


A「…じ、実は、今度のホリデーのときに父の紹介の方…男性なんですけど、その人とお茶会をする事になりまして…。」

これを作り始めた経緯を話す。

A「でも、俺、服持ってなくて…。さすがにまずいと思って作ったんですけど…


女物って作った事ないんですよ!!!」

ヴィルさんはそれを聞くと、こう言った。


ヴィル「…アンタ、今週末予定は?」

21:予定を空けて。→←19:愛され者。



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ゆずりは(プロフ) - 完結いたしました!ありがとうございました! (2020年12月5日 12時) (レス) id: d4a1b6f1ce (このIDを非表示/違反報告)
ゆずりは(プロフ) - ハーチュラビュリュって言っちゃう人さん» そんなに褒めて頂けたのは初めてです!ありがとうございます!めちゃくちゃ嬉しいです! (2020年11月23日 23時) (レス) id: d4a1b6f1ce (このIDを非表示/違反報告)
ハーチュラビュリュって言っちゃう人 - 今日初めて貴方様の小説を読ませていただきました。語彙力が無さすぎて誉め方がわからないんですけど(( 物凄く面白かったです!続きを楽しみに待っています! (2020年11月23日 22時) (レス) id: aea5f17203 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずりは(プロフ) - すんさん» お恥ずかしい…。ご指摘ありがとうございます。 (2020年10月27日 3時) (レス) id: d4a1b6f1ce (このIDを非表示/違反報告)
すん - badがbatになってますよ_| ̄|○ (2020年10月26日 22時) (レス) id: dc22fa88f2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆずりは | 作成日時:2020年6月20日 14時

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