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その日の夜も、
当然のように章ちゃんは家に来た。
私のお母さんが出したケーキを
2人で食べる。
安「1口ちょーだい！！」
私のタルトに手を伸ばして
章ちゃんは1口食べる。
『美味しい？』
私の言葉に章ちゃんはモグモグと
口を動かしながら嬉しそうに頷く。
安「Aも！ほら！あ〜ん！」
自分のフォークでショートケーキを刺すと
私の口に入れてくれた。
『美味しいっ！！』
ケーキを食べ終わったあと、
2人でリビングでテレビを観ていると
安「なぁ〜これって大倉と食べたん？」
章ちゃんがテレビを観る私の前に
自分の携帯を見せてきた。
画面を覗き込むと、
私のインスタグラム。
『そうそう、美味しかったよ』
載せているのは2つのクレープが映る写真。
安「ふ〜ん。めっちゃ仲良くなったんやな〜」
『案外良い人なんやなっ！！』
安「せやね…」
急に黙ってしまった章ちゃん。
何故か気まずい雰囲気が流れる。
何か話さないと…何だろう…えっと…
『ああっ！！秋ちゃんと！友達になってん！！』
章ちゃんは、テレビを観ながら
安「秋ちゃん可愛いやろ〜」
幸せそうに笑ってそう言う。
そんな顔、私に向けてくれたことあった？？
『すごく良い子…私も好きになっちゃいそう(笑)』
精一杯、笑顔を作る。
安「あははは〜っ。あげへんよ？(笑)」
得意気にそう言った章ちゃんに、
私はまた胸がチクリと痛んだ。
しばらく経ったある日、
いつも通り朝家を出ると章ちゃんの家の前に
章ちゃんと秋ちゃんが立っている。
最近ずっと時間ずらしてたから
朝は会うこと無かったのに…。
自分で顔を叩いて気合を入れて、
『おはようっ！！』
2人に笑顔で挨拶した。
安「あ、Aおはよ〜」
秋「おはよう。Aちゃん！！」
2人の前を通り過ぎて
1人で歩き出した私に、
秋「一緒に行こうっ！！」
秋ちゃんは眩しいくらいの笑顔でそう言った。
嘘でしょ？この2人の中に混じれっていうの？
秋「いいよね？章大くん！」
秋ちゃんの言葉に、
章ちゃんも笑って頷く。
安「せやね。せっかくやし！！」
せっかくって何？！
『はははーっ』
そんなこんなで、
私は2人と一緒に登校することになった。
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らて(プロフ) - ぁぃさん» ありがとうごさいます！嬉しい限りです。 (2018年4月28日 23時) (
レス) id: a2187c7c95 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ(プロフ) - 完結おめでとうございます！ ドキドキ、時折胸を詰まらせながら、読ませて貰いました。毎回更新の通知が来るたびに胸を弾ませながら、開きました（笑）ありがとうございました！ (2018年4月27日 21時) (レス) id: eebd28a987 (このIDを非表示/違反報告)
ジャム - ２6から先が文字がなく、次のページにいけないんですが、どうすれば良いでしょうか？ (2018年4月15日 11時) (レス) id: 1019fe2479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らて | 作成日時：2018年4月10日 21時
