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いつかの公園
あー。
ここで玉ぶん殴ったなー。
カッコつけて調子乗ってたけど
今度は俺の番だわ。
ブランコに近寄らないようにある
鉄の柵に腰掛けて
大学時代のことを思い出す
あの時は良かったな。
他のことに想いを馳せて
気持ちを紛らわそうとしたけど
こりゃデートとかの時より緊張するな
他のことなんて考えても無駄だって
大きな深呼吸をした時
「ごめん。
遅れた」
コートの下に着ているパーカー帽を被り
寒そうに手を突っ込んで歩いて玉が来た
「えっ?
今日実家なの?」
仕事帰りにこっちによって
その足でむぎのとこに帰ると思っていた
俺は私服の玉を見て少しびっくりした
「ニカがこっち来いって言ったんじゃん。」
何言ってんだよ
とでも言いたそうに
俺の少し横に腰掛けて
砂利石を蹴っ飛ばしてる
玉を呼び出したのは
他でもないこのあいだの事を
打ち明けて謝らななきゃと思ったから
なのに
いざとなると声が出てこない
口がカラカラだ
普段はあんなにもくだらない話で
口数が多い俺なのに…
「…で何?
なんかあった?」
俺の気持ちとは裏腹に
しびれを切らした玉が切り出す
もう後戻りはできないなと覚悟を決め
息を整えて話し出した
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kikiv_v(プロフ) - kumiさん» ありがとうございます!うまく書けるかわかりませんがよろしくお願いします。 (2018年7月25日 9時) (レス) id: dd46fb03e8 (このIDを非表示/違反報告)
kumi(プロフ) - 続編めっちゃ嬉しいですー\(^o^)/ありがとうございます☆楽しみにしています! (2018年7月24日 1時) (レス) id: 8cddf2f951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きき | 作成日時:2018年7月23日 21時