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Prrr…
何度目かの着信で
高嗣が電話に出た
「…何?」
そんなあからさまに機嫌悪いじゃん
「あっ!
ねー?今から一緒に宅飲みしない?」
こうやって機嫌が悪い時は
サラって誘うとのってくれること多いんだよね
「はっ?
たまは?」
「へっ?
いないよ?
高嗣の好きなお酒置いて待ってるね!」
「はぁぁ?
おいむぎ!」
高嗣が話す途中だけど
電話を切る
これで高嗣は絶対来るはずだ!!
.
.
.
ピンポーン
ほらね
やっぱりきたでしょ
「いらっしゃーい!」
久しぶりの高嗣にテンションも上がり
扉を開けると
キャップを深くかぶった高嗣が立ってた
「いきなり困るんだけど…」
ちょっと不貞腐れながら
渋々中に入る高嗣
いつものポジションにどかっと座るから
適当に作ったおつまみとビールを取り出して乾杯
「なんで高嗣そんな怒ってるの?
仕事でやなことあった?」
おつまみに手を伸ばしながら
質問を投げかけると
「そんなんじゃねーわ。
お前さ、たまと付き合っってんじゃねーの?
それなのに俺に電話して
家あげたりすんな」
目も合わせないままにテレビを見ながら
ビールを飲む
「じゃあ私がゆう君と一緒にいる限り
高嗣とお酒飲めないの?
それってなんかヤだ。
寂しいよ。」
難しい考えがあるのはわかるけど
私の正直な気持ちを伝えてみた
「……。
お前ってほんと素直に言う事聞けないね。」
負けを認めたのか
嫌味なのか分からないけど
しばらく黙り込んで高嗣が放った言葉が
これだった
それからはもうこの事に言及しなくて
いつもみたいに
テレビに突っ込んだり
私をイジったり
普段通りの高嗣に戻った
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kikiv_v(プロフ) - kumiさん» ありがとうございます!うまく書けるかわかりませんがよろしくお願いします。 (2018年7月25日 9時) (レス) id: dd46fb03e8 (このIDを非表示/違反報告)
kumi(プロフ) - 続編めっちゃ嬉しいですー\(^o^)/ありがとうございます☆楽しみにしています! (2018年7月24日 1時) (レス) id: 8cddf2f951 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きき | 作成日時:2018年7月23日 21時