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「同棲大変なの？
辛くなったらいつでも帰っておいで。」
洗い物が終わったのか
向かいのテーブルに腰掛けるお母さん
近くのティッシュで涙を拭いてくれた
「私おっきな子供だね」
笑ってそう言うと
「あんたはお父さんとお母さんの子供でしょ」
って立ち上がって
もう寝るからねって寝室に歩いて行った
あったかいスープを飲み干して
シャワーだけして
眠りについた
翌朝
スマホを開けば高嗣からの着信が入ってた
きっとタクシーに乗ってすぐくらいで
その後はLINEも着信も何もなかった
メイク道具も全部向こうだから
今朝はお母さんのを借りて仕事に行く
高嗣と鉢合わせしないように
ちょっと早めの電車に乗った
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作者名：きき | 作成日時：2018年5月29日 5時
