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■Story.93 ページ43














あ「授業行きたくなくなっちゃう。」





























予鈴が鳴るとAはお弁当を片付けながらそう言って。

心の中で俺もだし、何て思いながら





























Aの小さな頭をポンポンッと撫でた。

















































あ「放課後は…………玲衣さんと、だもんね。」

裕翔「ん、けど……早く帰るから。」







































あ「うん、お家で待ってる。」







































今まで普通にできていた登下校も

玲衣の存在によってできなくなって。





























でも、家に帰ったら……彼女はいない。







































玲衣「おそーい。」

裕翔「ごめん、ちょっと他の先生にも絡まれたの。」





























玲衣「昼ごはん、食べたの?」

裕翔「あー、うん。購買でパン買って食べた。」







































何て玲衣と喋っていると、後ろから突き刺さる視線。







































涼介「宮下、本鈴鳴るよ。」

玲衣「はーい、座ればいいんでしょ。」







































俺も急いで授業の教科書を出しながら座ると

後ろの涼介が背中に教科書をバンバンと当ててくる。







































裕翔「何だよ、かまってちゃんか。」

涼介「俺がそうだとしたら、そっちは嘘つきちゃん。」







































裕翔「は?」





























涼介「進路相談って嘘でしょ。購買でパン買ったって言うけど

俺はそんな姿見てませんよ?」







































裕翔「たまたま涼介が見てなかっただけだろ。」





























そして、タイミングよく教師が入ってきて

俺ら二人の会話は終わった。







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作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2013年6月23日 5時

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