ただ愛してしまった。-Part.2-【名前変換】 (ページ44)

今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:607,200 hit

■Story.94 ページ44

＊

＊

＊

玲衣「今日どっかよって勉強しない?」

・

裕翔「あー、ごめん。今日は母さんに早く

帰ってくるように言われてて。」

・

そんなこと言われているわけがなくて。

Aとの約束を守るために小さな嘘をついた。

・

・

・

玲衣「そーなんだ。残念。」

・

裕翔「今度埋め合わせするよ。テストが終わったら。」

玲衣「えー、終わる前にしてよ。」

・

・

裕翔「テスト勉強しましょうか、玲衣さん。」

玲衣「はーい、ぼちぼちします。」

・

・

玲衣に嘘がばれた時。

俺とAは一体どうなってしまうんだろう。

・

・

・

母さんは出かけているらしく、自宅に帰ると

笑顔のAが出迎えた。

・

・

だけども、その笑顔はすぐに消えて

困った表情で体の後ろから何かを出した。

・

・

・

裕翔「何がわからないの。」

あ「数学。嫌いなんだもん。」

・

・

裕翔「スパルタで行くからね?

じゃぁ、俺の部屋でしよっか。」

・

・

・

家にいれば邪魔されることは無い。

・

・

誰にも邪魔されないでAとの時間を過ごせる。

・

・

・

裕翔「これは始点を合わせて計算するの。

OAベクトル－OBベクトルみたいな感じで……」

・

・

あ「あ、そっか……先生、そう言ってたかも。」

裕翔「確実にそう言ってたと思いますよ?」

＊

＊

＊