検索窓
今日:6 hit、昨日:6 hit、合計:607,207 hit

■Story.64 ページ14












裕翔「Aは先に部屋に戻って寝てな?」





























一時間ほどして自宅に戻ると

夫婦喧嘩は終わったみたいで静かだった。





























Aは俺の言葉に素直に頷いて

2階へと消えていく。







































俺がそっとリビングの横を通ると

母さんとばちっと目があった。







































「どこ行ってたの?」





























裕翔「……公園。母さんたちが喧嘩してるから

Aが怖がって、だから。」







































「そう、なの。ごめんね。ちょっと小さなことで

言い合いになっちゃって。」





























裕翔「…………仲直り、したの?」

「んー、まぁ……一応ね。」







































俺はどっちを望んでるんだろう。





























心のどこかで夫婦喧嘩が長引いて、

関係に亀裂が入って、離婚……





























そうすれば俺とAは“兄妹”では

なくなる、なくなられると思ってるのは確か。

















































だけど……







































裕翔「今度からはAがいるところで

喧嘩するの止めてよ。」







































お兄ちゃんとしては、この人の息子としては

こういうのが一番正しくて。







































「気を付けるわ。あ、そうだ……

明日、ちょっとお父さんの会社に用事があって

家空けるからAちゃんと簡単に夜ご飯済ませてね。」







































裕翔「ん、わかった。会社でも喧嘩しないようにね。」

「わかってるわよ。もう、意地悪な息子ね。」












■Story.65→←□Story.63



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (265 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
309人がお気に入り
設定タグ:名前変換 , おんぷ , 兄妹 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:おんぷ♪ | 作成日時:2013年6月23日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。