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｢好きだよ？｣
｢可愛い幼なじみとして｣
俺の好きとは違うってこと？
握った拳が震える。視界も歪みかけて、ああ俺フラれてるんだって実感した。
｢これからはまた幼なじみのお姉ちゃんとして、大ちゃんを応援するから｣
｢……意味、わかんねぇし、｣
｢大ちゃん、これは"ごっこ"でしょ｣
｢……っっ｣
｢大ちゃんは"アイドル"でしょ｣
｢…………｣
｢大ちゃん、｣
｢……わかった。もういいわ｣
｢大ちゃん？｣
なんで伝わらない。
なんでこんなに好きだって伝えてんのに。
虚しくて悲しくて、浮かれきっていた気持ちがドン底まで落ちて俺は気付けばAちゃんをその場に押し倒していた。
｢だったら最後に抱かせてよ？｣
｢え？ ちょっ、｣
どうせ遊びなんでしょ？
俺はどんなに想っても、Aちゃんは俺をみようとしないんだから。
なのになんでそんなに目で俺を見上げるんだよ。
まるで自分がフラれてたんだとでも言うような悲しげな目は、俺の気持ちを更に荒ぶらせた。
｢こんなの遊びだよ？ 何度も抱かせてくれたじゃん｣
もしかしたら初めてだと思ったのも俺の勘違いだったのかもしれない。
だってこれまでにAちゃんが言った好きが俺の求めた好きとは違っていたんだから。
白い首筋に噛み付いて跡を残す。
これでも他の男に見せられる？
俺に抱かれた身体で、他の男のとこに行けんの？
｢んっ、やっ……｣
｢……嫌なの？ あんなに俺に抱かれて悦んでたくせに？｣
俺の与える愛撫に素直に応えてくれるこの身体は、もう俺のものじゃなくなる。
他の男のものになるくらいなら、このまま壊れてしまえばいい。
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☆ゆきんこ☆(プロフ) - 詩乃さん» ありがとうございます！駅のシーン予想当たりましたか？やっぱり好きな人と別れるのは名残惜しいので彼は待たない事を選びました。4章でも切なさ続くかもしれませんが、よろしくお願いします(^^) (2020年8月20日 9時) (
レス) id: 7487347ac7 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - まのかさん» ありがとうございます！やっと彼sideも終えて本編に戻れますので、4章もよろしくお願いします(^^) (2020年8月20日 9時) (レス) id: 7487347ac7 (このIDを非表示/違反報告)
詩乃(プロフ) - またまたのめり込んで拝読しました！あぁ〜、やっぱり駅でお別れしてすぐ帰っちゃったのはそういうことだったのね！（ ; ; ）と私の中で大ちゃんへの共感の嵐が止まりませんでした。切ない…でもキュンとします。引き続き応援しています！！ (2020年8月20日 2時) (レス) id: e6f055e37f (このIDを非表示/違反報告)
まのか(プロフ) - 大ちゃんｓｉｄｅ完結おめでとうございます ＆ ありがとうございます！ どっちも読めて本当にうれしいｗｗｗ 4章も楽しみにしてます＾＾ (2020年8月19日 20時) (レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年8月8日 9時
