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家に帰る前に色々買う物を求めてスーパーに寄った。


Aねぇ個人的なものから、夕飯にリクエストしたハンバーグの材料。


2人で買い物するのは初めてじゃないけど、なんかこういうちょっとした時間って良いよなって。



家に着くと早速ハンバーグを2人で作る。




「ほんと何もないね?」

「だって料理しねぇもん。ほとんど家にいないから、外で食べるか買って帰るか」

「身体壊さない?」

「どうだろね? 一応気を使って野菜取ってるけど、自分のためだけに料理すんのも面倒でさ」




男の一人暮らしなんて多分みんな似たようなもんっしょ。

たまに居るけど、うちの国王のような料理男子も。


でもどっちかと言えば佐久間は彼女に作ってほしいタイプ。




「みて〜ハート〜」

「それ大ちゃんのね」

「ええ、Aねぇにあげたいのに〜」




捏ねたハンバーグの形を整えてっていうか、ハート型ね。

そしてそれをAねぇに食べてもらおうとしたら嫌がられた。悲ピーマン。


佐久間の愛がいっぱい詰まってるのに。





とまあ、そんなやり取りもありながら食事を楽しんで後は片付けのみ。



「洗い物はしておくから、Aねぇ先にお風呂入ってよ」

「いいの? あ、明日着ていく服はあるんだけど寝巻き買うの忘れた」



どうしようか考えてる声に聞き耳立てながらカチャカチャと洗い物中の俺は、またしても良いことを思いつく。



カレ服着せるチャンス。


というわけで後で持って行くからって先にお風呂に入ってもらったわけだけど、やっぱりAねぇって俺の事意識してなくない?


普通は後から男が脱衣場に入るのも抵抗しない?


着替えを用意して脱衣場に入れば、ちゃんと畳まれたスーツの上に隠す素振りもなく置かれた真新しい下着ちゃん。




へえ、Aねぇ割と大きいじゃん。





「Aねぇ、着替え置いとくから」

「あ、ありがとう!」




長いせず脱衣場を後にして、ワクワクしながら買ったばかりのクッションを抱きしめてAねぇが出てくるのを待つ。


いったいどんな反応すっかな〜。




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☆ゆきんこ☆(プロフ) - 詩乃さん» ありがとうございます!駅のシーン予想当たりましたか?やっぱり好きな人と別れるのは名残惜しいので彼は待たない事を選びました。4章でも切なさ続くかもしれませんが、よろしくお願いします(^^) (2020年8月20日 9時) (レス) id: 7487347ac7 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - まのかさん» ありがとうございます!やっと彼sideも終えて本編に戻れますので、4章もよろしくお願いします(^^) (2020年8月20日 9時) (レス) id: 7487347ac7 (このIDを非表示/違反報告)
詩乃(プロフ) - またまたのめり込んで拝読しました!あぁ〜、やっぱり駅でお別れしてすぐ帰っちゃったのはそういうことだったのね!( ; ; )と私の中で大ちゃんへの共感の嵐が止まりませんでした。切ない…でもキュンとします。引き続き応援しています!! (2020年8月20日 2時) (レス) id: e6f055e37f (このIDを非表示/違反報告)
まのか(プロフ) - 大ちゃんside完結おめでとうございます & ありがとうございます! どっちも読めて本当にうれしいwww 4章も楽しみにしてます^^ (2020年8月19日 20時) (レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきんこ | 作成日時:2020年8月8日 9時

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