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眠いなあ、眠いけど寝れないなあって。
起きてからどれくらいの時間が経ったのか分からないけど、俺の腕の中で寝ていたAねぇがモゾモゾと動き出した。
寝たフリ。
俺の腕をそっと退けて、気を使ってベッドから出てくれたらしい。
Aねぇが居なくなったベッドで、気が紛れたのか急に襲ってくる睡魔。
少しだけ寝よ……。
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いつもなら絶対寝坊する佐久間さんだけど、環境変われば違ってくるのか、ほんの少し時間で目が覚めた。
ドアの向こう側で何か音がして、Aねぇが居る気配を感じでニヤける顔。
「……おはよ、Aねぇ」
んん、いい匂い。
ヤバいね。
好きな女の子が朝起きたらキッチンに立って朝食作ってくれてんの。
嬉しくてついついAねぇを背後から抱きしめちゃった。
「おはよ。よく寝れた？」
低くもなく高くもない心地良い声に鼓膜まで喜んでるよね。
だけど、その質問には言葉を濁しておきます。
やっぱり眠い。
こりゃシャワー浴びないと頭が活動しないと思って、Aねぇにシャワーを借りて良いか聞いてから、寝ぼける頭を振ってからお風呂場に向かった。
シャワーを浴びて、支度も済ませてから朝食を食べる。
普段朝は起きてシャワー浴びて、簡単に支度して家を出ちゃうから、こんなふうに出来たての朝食を食べるなんて実家に帰った時くらいだから嬉しいな。
そしてその時に知った真実。
昨夜Aねぇが俺に抱きついてきたわけじゃなくて、どうやら俺が引っ張りこんだらしい。
………良かった、襲ってなくて。
でも何故か必死なAねぇを見たら意地悪したくなっちゃって。
｢Aねぇは変わったね｣
｢え？ なにが？｣
ポカン顔のAねぇに、
｢すっげぇ柔らかくなってて、抱き心地良かったわ｣
ほんとのことを言えば、Aねぇはリンゴのように真っ赤に顔を染めた。
……なにその反応。
可愛すぎだわ。
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☆ゆきんこ☆(プロフ) - 詩乃さん» ありがとうございます！駅のシーン予想当たりましたか？やっぱり好きな人と別れるのは名残惜しいので彼は待たない事を選びました。4章でも切なさ続くかもしれませんが、よろしくお願いします(^^) (2020年8月20日 9時) (
レス) id: 7487347ac7 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - まのかさん» ありがとうございます！やっと彼sideも終えて本編に戻れますので、4章もよろしくお願いします(^^) (2020年8月20日 9時) (レス) id: 7487347ac7 (このIDを非表示/違反報告)
詩乃(プロフ) - またまたのめり込んで拝読しました！あぁ〜、やっぱり駅でお別れしてすぐ帰っちゃったのはそういうことだったのね！（ ; ; ）と私の中で大ちゃんへの共感の嵐が止まりませんでした。切ない…でもキュンとします。引き続き応援しています！！ (2020年8月20日 2時) (レス) id: e6f055e37f (このIDを非表示/違反報告)
まのか(プロフ) - 大ちゃんｓｉｄｅ完結おめでとうございます ＆ ありがとうございます！ どっちも読めて本当にうれしいｗｗｗ 4章も楽しみにしてます＾＾ (2020年8月19日 20時) (レス) id: 496b8676bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年8月8日 9時
