完璧ニ ページ8
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_なんでアンタはこんなことも出来ないの?_
_ごめんなさい…!!_
小さな少女の頬をビンタしたり腹を蹴ったりしている少女の母親
_アンタを拾ってやったんだから、しっかり仕事をしなさいよっ!!_
そう言うと、また暴力行為をし始めた。
_あっ!お母様〜!お買い物に行きましょっ!_
今度は、先程の少女より少し大きな少女が、現れそう言った。
_えぇ、行きましょう!
アンタはそこで掃除をしていなさい_
そう言い2人はささっと消えてしまっていた。
そして少女は小さく呟いた。
_わたしが、かんぺきじゃないとおかあさまにすてられちゃう_
そう呟くと、少女は掃除を進めた。
_ふふ、流石私の子_
_Aとは違うからねっ!!_
_おかあさま、おそうじがおわりました_
_ふーん、まぁ綺麗じゃない_
_!ありがとうございます!_
がんばれば、おかあさまがほめてくれるから。
なんでもかんぺきにやれば、おかあさまはきっとわたしをあいしてくれるから。
たくさんがんばろう。
_あと、アンタには出稼ぎに行ってもらうから_
_?はい!_
この日から、私は芸能人になった。
お金もたくさん稼げたし、お母様も私に少し優しくなった気がしたの。
だから、もっと頑張るわ。
お掃除もお料理だってお母様に愛されるなら何でもやるから、
愛して。
可哀想なお姫様。
どうか、今だけはゆっくりお眠り?
「ん……またこの夢…?
私の小さい頃に少し似てる…?」
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作者名:りあ | 作成日時:2022年5月27日 19時