直接対決？ ページ18
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エースSHIELD
「ね、ねぇエース君…私ぃA先輩に虐められてるのぉ…！」
監督生がそう言って1ヶ月くらい。
A先輩がデュースとかと仲良くなって、監督生は俺といるようになった。
A先輩からの虐めが日に日に酷くなってんのに、あいつらはA先輩に群がる。
それが原因で俺とデュースは喧嘩した。
「監督生の傷だってどうせメイクだろ？」
「はぁ？んな訳ないじゃん、お前酷いよ」
「お前の方が酷いだろ！」
「どう考えてもお前の方が酷いだろ？」
「ね…ねぇ、二人とも…やめてよぉ…？」
「なんで監督生はA先輩を悪役にしたがるんだ！」
「悪役…？ひどい…！エースくぅん…♡」
「女泣かせて楽しいかよデュース！」
「な…なぁあれヤバイんじゃねぇの？」
「ヤバイって言ってもケイトさんも寮長も副寮長も居ねぇよ…」
「Aさんとかに頼んでみる…？」
「……申し訳ないけどそうするか」
先輩がそう言ってから数分後、俺達はハーツラビュルで怒鳴りあっていた。
「……あら、思った以上ね」
談話室の扉を豪快に開けて、ヒールをコツコツ鳴らしながら歩いてくる。
「…！A先輩！」
「なんで居んの」
「貴方達が喧嘩してるから止めてくれって連絡が来たからよ」
「こ…こわいよぉ…」
「アンタなんで監督生を虐めてるのにノコノコ来てんの？」
「お前！先輩に向かって何言ってんだよ！
証拠すらねぇのに！」
「あら？虐めてなんかないわよ？
デュースくんの言う通り証拠が無いのに決めつけるのは辞めてくれる？」
「証拠なら有るわよ！！！」
「随分口調が変わったのね、監督生ちゃん。
じゃあその証拠、教えてくれるかしら？」
「この傷よ…！」
「…よく出来た傷メイクね」
「メイクなんかじゃ…！」
「じゃあ化粧落としを使ってもいいかしら？」
「……うるっさいわね！！！！
調子乗ってんじゃないわよ！！！！」
「は…監督生…」
「私が！！！！！私1人が！！！！！
愛される予定だったのよ！！！？？？
なのにっ…！原作に居ないアンタが居るから…！！」
「原作…？」
「何言ってんの監督生…」
「やっと転生できたのに…なんで邪魔ばっかり！！」
「ハーツラビュルで何をしているんだい？」
「寮長！副寮長まで！」
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作者名：りあ | 作成日時：2022年5月27日 19時
