【空色/ax】空の下で夢を語る ページ14
※途中まで学パロ含む※
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「Aちゃーん!一緒にご飯食べよー」
「…アクシアさん。いいですよ」
「やった〜」
嬉しそうなアクシアさんの隣を歩く。
いつの間にか、二人でお昼ご飯を食べるのが日常と化している。…楽しいからいいんだけども
「んー、今日すごい晴れてて気持ちいいね」
「ほんとですね、快晴…」
澄んだ綺麗な空色。青空を眺めていると、ふと飛行機が飛んでくる
真っ直ぐ白が伸びるのを眺めていると、アクシアさんが口を開く
「おれね、パイロットになりたいんだ」
「…え?」
「あの大きな空を飛びたいんだぁ」
そう言って笑うアクシアさんの目は、あの空と同じ色。
キラキラと輝いて、綺麗だと思った
「…本当にパイロットになれたら、私も乗せてくれませんか?一緒に空の上を見てみたいなって」
「えー、危ないよ?」
「アクシアさんも危ないことしようとしてるでしょ」
そう言うと、苦笑した後右手を差し出される
綺麗な瞳でが私を射抜く
「じゃあ、約束。もしパイロットになれたら…一緒に飛ぼう」
「…約束ですよ」
きゅっ、と小指を絡める
空の下で交わした、夢の約束
ーーーー
ーーー
ーー
ー
「Aちゃん、どう?空を飛んでる気分は」
「…すごい、ですね」
「へへ、Aちゃんが喜んでくれてよかった」
「…約束、本当に叶ったんだって思うと、感慨深いですね」
「うん。おれ、頑張ったもん」
またあのキラキラとした笑顔。空を閉じ込めたみたいな瞳
…やっぱり、空を飛ぶことが好きなこの人の隣が好きだな。
そう改めて思いながら、空に浮かぶまっすぐな白を眺めた
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作者名:みそ漬けキュウリで殴る x他6人 | 作成日時:2021年11月16日 17時