*第107話*切ない記憶 ページ10
手越side
あれは体育祭の翌日。
あの日は、たまたま近くに旅行に来たといういとこが来るとかいって、家がバタバタしてたんだ。
俺のいとこは同い年で、この俺がひくくらいマイペースで、ぐいぐい系で…
そんなあいつは、俺の家に来てそうそう
「ね、祐ぽん」
『だからその呼び方マジやめろって』
「いいじゃん。今さら変える気にもなんないしねー」
『だからって』
「ね、せっかくこっち来たからさ、どっか行かんの?」
『ひとりで?』
「祐ぽんひどー!」
「あら、ちょうど良かったわ」
そんな話をしていたら、俺の母親がそんなことを言ってきた。
『は』
「おばさんナイス!」
「今日の晩ごはんのおかず買ってきて?」
ということで俺はしぶしぶ、いとこと駅前のスーパーに行ったのだった。
休日とあってか、スーパーは多くの人で賑わっていた。
そのなかで、ひそかに考えたこと。
Aに会えるかな、なんて…
そんなとき、俺はあるコーナーに目をやった。
『わ、大切なひとへだって』
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夏琳(プロフ) - 続編が見てみたいです! (2018年5月25日 21時) (レス) id: 4bd2b7d877 (このIDを非表示/違反報告)
ラッキーガール(プロフ) - ありがとうございます!! (2018年5月23日 7時) (レス) id: cad5106df9 (このIDを非表示/違反報告)
きぃてご(プロフ) - わかりました!続き書くことにします! (2018年5月23日 6時) (レス) id: 1b3933b67a (このIDを非表示/違反報告)
てごのこ(プロフ) - 続きが読みたいです!よろしくお願いします! (2018年5月22日 23時) (レス) id: d37bf78f05 (このIDを非表示/違反報告)
TaKaAo(プロフ) - 続き期待してます (2018年5月22日 23時) (レス) id: 75996b13fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きぃてご | 作成日時:2018年5月12日 18時