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「君らには彼女を見つけ次第保護してもらいたいんだ。」


「失礼を承知で申し上げます。
何故、竈門兄妹までならぬその見ず知らずの女鬼まで庇うのでしょうか」


「うん、それはね_____」



淡い髪の色?
腰には刀を帯刀している?
狐の変わった面を口元に付けている?



急激に体温が上昇したのを感じた
心臓の鼓動が早まる、お館様が話していらっしゃるのに全く耳に入ってこない


Aか?…あの状況から生きていたとは到底思えない、いや
死体はどこにも見つかってはいない。だとしたら可能性としてかなり有力なのでは


あぁ、本当にAならば、俺は…俺は………



.




「煉獄さん?何ぼうっとしているのですか?もう会議は終わりましたよ」


駆け巡る思考を止めたのは、蝶柱である胡蝶


「ッ、うむ!! すまない、はっきり言って何も話を覚えていない!」


「でしょうね。…鬼の身ながら鬼を狩っている彼女を任務で見かけたら、
連れて来るように。と、指示がありました」


溜息交じりにも教えてくれた彼女に短く礼を言えば、自身も気づけば屋敷へと戻っていた



.



「兄上、もうすぐAさんの命日ですね」



報告書をまとめていると、茶を持ってきた弟の言葉で我に変える



「よもや、よもや!!もうそんな時期だったか、
さて! 今年はなんの話をしてやろうか!」


「ふふ、兄上はいつもお墓の前で今年一年の事を話していますもんね!
Aさんもきっと、喜んで聞いていると思いますよ」



そう、俺は千寿郎と共に毎年Aの命日の日には墓へ行くことが恒例となっていた
未練がましいなんかじゃない、俺は毎年己を戒める為に行なっている
そうしなければ、Aがどこかに行ってしまいそうな予感がしていたから



しかし、今年はその命日に行かないで済むやもしれないな

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 煉獄   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 架星さん» オリジナルフラグ、本当に申し訳ないです。指摘して下さってありがとうございます!!今後も頑張っていきます! (2019年12月2日 22時) (レス) id: fb2248bbfd (このIDを非表示/違反報告)
架星 - オリジナルフラグ外し忘れていますよ〜! あと高評価しました!これからも頑張ってください! (2019年12月1日 23時) (レス) id: d8e9a8e7ea (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年12月1日 22時

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