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「神氷家が鬼に襲われ両親は惨殺、子供は見つからないため食い殺された」
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父上から聞いたこの言葉に絶句した
今日には戻ってくると言っていた彼女
必ずお土産を買ってくると、見送りだした昨日
頭が真っ白になり頭の中で彼女の笑う姿が何度も繰り返される
呆然と立ち尽くす俺を泣きながら抱きしめる父上と母上
もう何がなんだかわからず、何も手に付けられない日々が続いた
毎日のように彼女の家に行き、縁側に座って1日を終える
稽古もせずそんな事を続けていた俺に父は怒った
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「杏寿郎!なんだ、その腑抜けた面は!毎日毎日、未練がましく家なんかに行くな!
そうやって、何もせず過ごしている日々が無駄だと言っているのだ!何故わからない!」
「A...Aが居ないなんて、いくら父上といえど耐えられません!」
「黙れ! そうやって嘆いていてもあいつらは帰ってこない!これも運命なんだ」
「Aが死ぬことが運命だと言うのですか!!俺は、俺は!!」
右頬に熱い衝撃が走り、後ろに吹き飛ばされると母上が駆け寄ってきた
「ッ...いい加減にしろ!! いつまで現実から目を逸らす!目を覚ませ!
その悔しい思いを、怒りを糧にお前は強くならないのか!?
竹刀を持て、稽古をしろ!誰よりも強くなれ!
敵を討つと!それくらい大口を叩いてみせろ!!」
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父上の激情により、今一度見直し誰よりも強くなると誓った
そして、Aの敵を必ず討つと____
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暁(プロフ) - 架星さん» オリジナルフラグ、本当に申し訳ないです。指摘して下さってありがとうございます!!今後も頑張っていきます! (2019年12月2日 22時) (レス) id: fb2248bbfd (このIDを非表示/違反報告)
架星 - オリジナルフラグ外し忘れていますよ〜! あと高評価しました!これからも頑張ってください! (2019年12月1日 23時) (レス) id: d8e9a8e7ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:暁 | 作成日時:2019年12月1日 22時