呼 ページ30
「滝ノ上さんナイスキー！！」
「うぇーい」
「ウェーイ！！」
やっぱ流石ベテランって感じだ。
菅原先輩のトスもうまいけれど、それ以上に合わせる力が強い。
どこにくるかわかってるからこそできるんだよなぁ、って思う。
「いいねぇ〜Aちゃん積極的に声あげてこ！」
「へ！！あ！ハイ！！」
森さんにバシバシ背中を叩かれる。
声……
「なんか、ずっと気になってたんですけど、声あげると集中力切らしちゃうかなぁって……思いません？！」
この際だから、ベテランに聞いてしまおう。
翔ちゃんとか、きっと声出しても大丈夫だっていう人にはむちゃくちゃ応援したいんだけど、
大抵の人はうるさいだけかなって思っていつも黙っている。
それは小学生の時からだ。
「あー、たしかにそういう人もいるかもしれないけど、
うちのチームは大丈夫！
むしろ女子高生に応援されてやる気あがるー！って感じ？！」
やっぱりそうだよな。
人によるんだ。これからも気をつけていかないと。
「アリガトウゴザイマス！！じゃあ、積極的に声出します！！」
「おー！頑張るぞー！」
向こうの超人速攻が決まり、次は翔ちゃんのサーブ。
……翔ちゃんたち、やっぱ敵に回すと厄介だなぁ。
相当反射神経よくないと反応できない。
「！ネットイン！！」
翔ちゃんのサーブはとても軌道が低かった。
が、横から見ているとそれが入るか入らないかはサーブを打った瞬間から判断できる。
嶋田さんが私の声に反応して前に出るが、レシーブが乱れた。
「そこのロン毛のにいちゃんラスト頼む！！！」
東峰先輩が動き出す。
「いけ……！！」
だが跳んだ瞬間、ブロックに阻まれるということに気づいた。
そしてそれをじっと見つめる西谷先輩にも。
ドガガッッ
たしかに阻まれ下に落とされたボール。
しかし、
「( 流石の反射神経、訓練された滑り込み、余裕のある高さへと上がらせるそのコントロール力…… )」
西谷先輩が上げた。
「だからもう一回、トスを呼んでくれ！！
エース！！」
ぞわぁあって鳥肌がたった。
菅原先輩が反応するが、位置的にはバックで速攻は難しい。
東峰先輩にあげれないこともないが、またブロックに阻まれそう、
それでまた、トラウマを加速させてしまったらーー
「嶋田さーー」
「菅原ァーーーッ！！
もう一本！！」
→
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き(プロフ) - 愛さん» ＾＾＾＾＾＾ (2020年2月24日 14時) (
レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 赤梟ってもしかして！！.... (2020年2月24日 13時) (レス) id: ebf2abea67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ありがとうございますううう！！こちらからお願いしますはアマゾン不可避です (2020年2月23日 15時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
みゆみゆ(プロフ) - もちろんです！というかこちらからお願いします！ (2020年2月23日 13時) (レス) id: a635d8fb67 (このIDを非表示/違反報告)
き(プロフ) - みゆみゆさん» ほわあああ！！！ ありがとうございます！！か、可愛くなってる……あの、作品内で紹介させていただいてもよろしいでしょうか？ (2020年2月23日 12時) (レス) id: b253a946a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きたの | 作成日時：2020年2月17日 12時
