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会場は立食パーティーやった。




重岡「A、もう皿ないやん。

次何食べたい?」



「お肉食べたいかな。さっきローストビーフあったやん。」


重岡「え、どこ?」


「あっち」






車椅子を押しながら、

俺はAが指差す方に向かった。








すると。









「シゲー、久しぶりやん」



中学時代の友達数名が、ワイングラス持ちながら近づいてきた。




重岡「おー、元気?みんな久しぶりやん」



「みんな元気やで。シゲは?」



重岡「そりゃまぁ、俺が元気にならないときなんてないからな!!」



「ハハハ、そりゃまあそうか」






そして、Aの方を見て言った。







「え、もしかしてAちゃん?」



「え、ほんまや!Aちゃんやん!!」



「どうしたん、車椅子ってなんかあったん?」



「てか、めっちゃ美人になったなぁ!!」





友達が車椅子に座っているAを見て、





中学時代の少しおとなし目であまり人と戯れないAが




こんなにも美人になったことに驚きを隠せない様子やった。



A「あ、ちょっと。足を骨折しちゃって。」


重岡「そ、だから俺がサポートしてんの。



Aが食べたい飲みたいところにお供します!何つって」



Aは申し訳なさそうに笑ってる。



「なんやそれ笑」




「まあ、昔から仲よかったもんな」




「家もはす向かいやしな」

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作者名:きい | 作成日時:2021年1月8日 0時

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