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「俺らは、みんなに夢を与えること。夢ってさー、めっちゃ抽象的やけど」



シゲがノートを取り出しながら鉛筆で走らせる。




「俺らが笑うことで少しでもみんなが元気づいて、



みんなが叶えたい夢に向かって頑張って努力し始めてくれることも、俺らの夢ちゃう?







それって、小さいことが大きな一歩につながるってことやろ?



俺はそういう夢を叶えたい。それに終わりはないねんなー。」







「あ、今の歌詞になるんちゃう?」




「へへ、今制作中やねん。」




「ええやん、夢に終わりはない。」
















濱ちゃんの喝が俺に響いた。

確かに、俺は夢を売りながら現実を考えないといけない。



Aさんのことが気になってしょうがないけど、簡単に会うことはできひん…。















「のんちゃん。」



「?」



神ちゃんがやってきた。





「プロデューサ含め、スタッフさん達にご迷惑をお掛けしてんねんから、



俺らの不仲説だけでも否定しに行かへん?差し入れ買ってん。」







「うわぁ、大人。ありがとう。」





「うん、テレビの前ではいつもののんちゃんでおってな。」




「わかってる。」








つくづく俺が失態をやらかしそうになっても色々支えてくれる人がおるから、


俺は甘えてしまっているけど。




メンバーにはホンマに頭が上がらん。何でこんなに優しいん。

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作者名:きい | 作成日時:2021年10月17日 19時

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