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ある日。




「小瀧。1週間休みあるけど、どうする?」



「え…?何でですか?」



「最近忙しかっただろ?」



「あぁ、まぁ、はい。」


マネージャーに言われてびっくりする俺。マネージャーは頭をかいた。









「濱田と桐山、中間がお前のために俺に頭下げてきたんだよ。」



「え…?淳太と照史と濱ちゃんが?」



「お前に1週間休みを与えたいから、グループの仕事をその分前にずらせないかってな言われて。


それで最近忙しくさせてた。」










そう言って、マネは俺に休みをくれた。






明日から1週間。1週間経ったら絶対に戻ってこい。わかったな?




そう言われて俺は無我夢中で頷いた。










“ありがとう、淳太、濱ちゃん、照史、他のみんなも”






グループLINEでそう言うと、3人にはスタンプでグー、他の3人からは“まとめんなや!”と言う愛のあるツッコミ。












これで絶対にAさんを見つける。


Aさんがこうなってもうたのは俺のせいやから。


俺がちゃんとケジメをつける。


Aさんをこれ以上苦しませたくない、辛い思いさせたくない。




こんな気持ちを味わってもらうために本土に一緒に帰ったんとちゃう。















家に帰ってソファに座り、俺はAさんの連絡先をタップした。





あ、既読ついてる。だけど返信はなし。


Aさんに電話をかけたところで俺の声は届かない。





“Aさん、話したいことがあります。連絡くれませんか。どこにいますか。”

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作者名:きい | 作成日時:2021年10月17日 19時

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