[1]恋は不明瞭【赤】【緑】 (ページ42)

今日:20 hit、昨日:10 hit、合計:36,146 hit

42 ソラページ42

友達として好きな大毅くんに言われたのは

重岡『俺はAが振り向いてくれるまで一生待てるで。それくらい好きやから。』

そう言われて、その勢いに押され、大毅くんに3ヶ月待たせてしまったことに申し訳なく思いながら付き合い始めたと言っていた。

付き合い始めた理由が理由だから、誰にも言いたくない交際開始のきっかけ。

Aは酔ったから私に言ってくれたんだと思う。

…優柔不断だからこそ、AらしいといえばAらしい。

大毅くんの勢いに負けたと言うのも。

だけど、そこから5年間も付き合ったその愛は本物だから。

大毅くんだって不安に思いながらも大切にAのことを抱えている。

だから、これだけは言わせて。

ソラ「ちゃんと、神山くんに好意がないことを大毅くんに言わなきゃダメでしょ。」

「…私が1番わかってるよ。」

いつもより頼りない返事が不安になる。

私の言うことは守ってきたA。

このアドバイスだって、本物だからね。