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B ページ19

次の日。









 







期待しちゃった私が悪いんだけど。









藤井「よっ。



ほんま、次の日に帰っちゃうとか寂しすぎるやろ。」



神山「でも、びっくりしたわ。



シゲから急に連絡くるからさ。新大阪で何すんねやろって思ったけど。」




濱田「昨日は無事帰れたみたいでよかった。」







てっきり、大毅だけが来てくれるのかと思ってた。





でも、やっぱりさ。








「私、この5人が好き。」







 







 









 








 






そう言うと、みんな顔が明るくなった。






藤井「俺らの姫やからな。」




「ひ、姫?」



神山「言っちゃうん?笑」




「え、なになに。」




濱田「いや、俺ら、陰ではAのこと姫って言ってるねん。」









そう言ってみんなニヤける。





わ、私が姫?







そんなこと一度も言われたことがなかった。









なんで姫なの






神山「やっぱり、俺ら四人やと華がないわけよ。






だからこそ、一年に一度、七夕にきてくれるAは、俺らの織姫やから。」









 









 







そう言って笑うみんな。








藤井「5人が好きって言ってくれてありがとう。




やっぱり、Aは姫やな。」








「いやいや。織姫じゃないから私。」





濱田「ノリわる笑」



「いや、だって!」









重岡「あー、はいはい!





もう出発だから、早く乗らんと。








 







 





じゃ、またな。」







大毅が私の方を見て笑う。









「うん、






また。」








 





私は、新幹線に乗る。

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作者名:きい | 作成日時:2021年7月5日 21時

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