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重岡「今大阪おる？」
「うん、帰ってるよ。」
大毅からの電話を毎年心待ちにしている。
大毅からの着信が今年も来て安心するし、電話に出るまでドキドキして一回深呼吸をしてしまう。
重岡『おかえり。笑』
「ただいま。」
ふふッと笑うその笑い方さえ、ずっと好き。
もう、小学生の頃から一途な片思いをして15年くらい経っている。
いつもふざけてるくせに
私と話す時だけ、柔らかい優しい声になる。
その、温かさに耳が赤くなる。
重岡『あのさー。神ちゃんとか濱ちゃんとか来てんねんけど。
いつもの４人な？
みんなで花火しようぜ。」
毎年電話をかけてくれるのは、ともくんでも流星でも濱ちゃんでもなく
大毅。
友達の一人だと思われても
二人きりの会話がいつも嬉しくなる。
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作者名：きい
| 作成日時：2021年7月5日 21時
