烏野2年の孤爪さん その5

カラスが182羽 ページ4

夢主side





これで音駒は20点台に乗った


対して烏野は16点、少し厳しい状況だ







しっかりサーブレシーブを決めるノヤ








すると烏養さんが立ち上がり、声を上げた







鳥「パワーとスピードでガンガン攻めろ！！」

田「力でねじ伏せろってことっすね！！」





と、悪そうな顔をする龍




日「な、なんかそれ、悪役っぽい...」

鳥「ぬぁーはっはっはっ！いいじゃねぇかよ！カラスっつうのも悪役っぽいしよぉ」

武「烏養くん！顔が怖いですよォ！！」



鳥「下手くそな速攻もレシーブも、力技で何とかする！！荒削りで不格好な、今のお前らの武器だ！！」

鳥「今のお前らのありったけの武器で、攻めて！攻めて！攻めまくれ！！！」








烏養さんがそう言うと、どんどん調子づいてきたのか、どんどんスパイクを決める烏野



極めつけに、蛍による犬岡くんドシャット








20-22で、烏野がじわじわと追い詰める


流れは烏野の押せ押せムードになってきた









しかし、すかさずタイムアウトをとる猫又監督








でも...音駒側は監督も、選手も、誰1人焦っていない


どんな強心臓してるんだよ、ってツッコミたくなる







猫「焦ってねぇな？ならいい、しっかり繋ぎなさい」

「「はいっ！！」」



.





.





.





.





現在地、22-24


さっきまで音駒は23点だったのだが、研磨によるツーにより、先にマッチポイントとなった







でも、烏野の皆だって強心臓だ








だって窮地なのに、皆目がギラギラしてる








翔陽の囮、龍の威嚇と相まって、何人か音駒のブロッカーが釣れた


そこに大地さんのスパイクが決まり、烏野は23点目となる点を勝ち取る








そして







猫「ここであの3番が前衛か...」


と、烏野のエースを見て苦い顔をする猫又監督








優秀な囮であり、ブロッカーを躱してスパイクを打てる翔陽、単独トップのパワーを持つ旭さん...この2人が前衛にいる間が烏野逆転のチャンスだ







西「っ！！」

影「ナイスレシーブ！！」






龍が上げ、飛雄がトスを構える


飛雄が上げたのは、レフトの旭さん






スパイクを打つも、やっくんが拾う...でも






『烏野のチャンスボール...！』

夜「クッソ！！」

鳥「東峰、ダイレクトだ！！」

澤「叩け！旭！！」






旭さんには海さんによる1枚ブロックしかついていない


旭さんはスパイクをクロスに向けて打った







でも福永くんがまた拾った

カラスが183羽→←カラスが181羽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す