烏野2年の孤爪さん

カラスが27羽 ページ29

夢主side








さ、さっきの...目つき悪い...坊主頭の人...！





？「あ"っ！昼休みの"曲がり角の美女"...！！」

『ひ、ひぃぃ...！！』



ま、マガリカドノビジョ？！何その暗号？！








私はすぐ近くにいたスガさんの後ろに隠れた。








菅「へ？！あ、ちょっAさん？！その行動は大胆すぎるのでは？！///」








陰キャの私がヤンキーになんてかなうわけないじゃないですか！！

スガさんの腕を無意識に掴む。








菅「(ひえぇぇぇ、体ピッタリくっつけて腕にしがみついてる...！！し、しかも、...当たってるし！！///)」


清「菅原、今邪なこと考えてる」

菅「う、うるさいなぁ！！///」








トントンと肩を叩かれ、振り返ると大地さんがいた。








澤「な、なあA、あいつ...ウチの部員の田中って言うんだけど、Aになんかしたのか...？」



『昼休憩に...わ、私の不注意でぶつかっちゃって...、ヤンキーさんに睨まれちゃって...』

「「ﾌﾞﾌｯ...！！wwww(ヤンキーさん...！！www)」」




『そ、それで怖くなっちゃって...ヤンキーさんにろくに謝りもしないで、立ち去っちゃったから...きっと、怒ってるん、だろうなって...』








スガさんの背中からそろりと顔をだす。




田中さん、と呼ばれたヤンキーさんは、昨日とは打って変わって穏やかな表情をしていた。


...怒ってない、のかな？








『...あ、あの(田「あの！！」ﾋﾞｸｯ...ﾅ､ﾅﾝﾃﾞｼｮｳ』

田「き、きき今日はスンマセンでした！！俺、2年の田中龍之介っす！！」





勢いよくお辞儀をし、大きな声で謝罪する田中さん。


わ、私も謝って、自己紹介...！！




ゆっくりとスガさんから離れ、田中さんに近づく。








田「はぅっ？！眩しい...！！」







手で顔を多い、急に変なことを言う田中さん。

マガリカドノビジョといい眩しい？といい、田中さんって意外と変な人なのかも...







『...あ、の...お、同じ2年の孤爪、Aです...、私の方こそ、今日はご、ごめんなさい...！！』




私もお辞儀をし、田中さんの手を握る。




田「...こ、ここ孤爪さん...？！///」









悪いと思ったことは謝罪しないと...例え初対面のヤンキーさんでも...！！

人見知り改善のための道のりなんだから...！！









すうっと息を吸い込み、緊張を飲み込む。

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