烏野2年の孤爪さん

カラスが28羽 ページ30

夢主side







握っていた腕を軽く振り、握手をする。



『な、仲直りの握手...学年も、同じだから...敬語もさん付けも、いらない...、苗字じゃなくて、名前呼びでいい...から、私も龍って呼ぶ...！から、よ、よろしくね...！』

田「び、美女が、おおお、おお俺の...手を？！美女からのな、名前呼び...？！///」








何故か龍の顔が真っ赤だ。








『...？龍、どうしたの？』

田「はぅ？！///』







...ダメだ、龍の考えてること全然わかんない







山「ねえ、ツッキー。あの人...ほんとに人見知りなのかな？」

月「さあね...。ところどころ吃ってるし、さっきから微妙に震えてるし、頑張って克服しようとでもしてるんじゃない？」


山「さすがツッキー！その考えはなかった！」

月「うるさい山口」

山「ごめんツッキー☆」








『...だ、大地さん、龍が...どうすれば、いいですか...？』

澤「とりあえずA、田中が気絶寸前だから離れてやってくれ...」

『...？わ、かりました』






ササッと離れると、私は清水さんとスガさんによって回収された。






清「Aちゃん、急に知らない男の人の手を握っちゃダメ。Aちゃん可愛いから、勘違いする野郎がくっついてきちゃう」

菅「そうだべ！ほれ、手ぇ出して！田中に触れたとこ、消毒するから」

田「スガさん俺の事何だと思ってるんすか！！」



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あれからみんなの名前を聞き、練習が再開した。









私は体育館の端っこに座り、練習を見ていた。


ゲーム形式の練習だ。









龍はウイングスパイカーで、今の時点で、1番火力のある選手だろう。


...エースは多分、ノヤが言っていた旭さんという人だ。









見た感じ、烏野には安定したレシーブができる人はいるが、リベロのポジションを担う人はいないように思う。


ノヤ以外に、リベロがいないのか...









スガさんはセッターで、丁寧、堅実という言葉が似合うプレーだ。


チームメイトの事を、信頼しているトス...そんな感じがする。









そして何よりも目立つのは...


澤「ナイスブロック月島！」

月「...どうも」









金髪メガネくんこと蛍のブロック。









ただデカいだけじゃなく、ちゃんと考えて動いているように見える。


...成長したらバケモノになりそう。









極力動きたくなさそうで、、無気力で、頭脳派。









なんだか...研磨みたい...！

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