烏野2年の孤爪さん

カラスが12羽 ページ14

夢主side






研磨Aに会いたい

...その一言だけで、私の心は満たされる。

A私も、研磨に会いたい...
研磨...まあ、来月のGWにはAは帰省してこれるだろうし、それまで我慢だね
Aうん...
研磨まあ、これ見て元気だして




『...？』


研磨がそう言うと、一枚の写真が送られてきた。


『...っ？！ﾌﾟｯ、な、何コレ...www』





研磨から送られてきたのは、寝癖を直したクロの写真だった。

直した、と言ってもワックスで固めてペタンコにしただけなのだが、髪型が卑怯すぎだ。




『...ﾝﾌﾌ、七三分け...眼鏡もつけてるし、クロ似合わないwww』

Aこれ、卑怯すぎwww保存しちゃったww
研磨バレー部の皆でやってたらこうなってた
研磨これリアルタイムなんだけどさ、クロ今日一日中この髪型で過ごさなきゃいけないみたい
A後でクロいじり倒す



ずっとクスクス笑いっぱなしだった。




『ふふっ...あー、面白かった...』




日「何が面白かったんだ？」

『ひょわぁ？！び、びっくり、させないでよ』

日「おわぁっ？！Aがびっくりするも俺もびっくりしちゃうだろ！」



影「Aさん、チワッス」

『と、飛雄もやっほ...』





LINEに夢中で気づかなかったのだが、翔陽と飛雄がいつの間にかこっちに来ていたのだった。





日「で？何が面白かったんだ？」



興味津々と言った感じに聞いてくる翔陽。



『えっとね...東京のいるお兄ちゃんからね、面白い写真が...送られてきたの』

日「だからAずっと笑ってたんだな！」

影「この前はずっと無表情でしたもんね」





え、飛雄が無表情のとこツッコむ？君も対して変わらんだろ。






あ、そういえば...


『2人は、練習しなくて...いいの？明日の朝、だったよね、ミニゲーム...』





すると飛雄がこう言ってきた。





影「それについてなんですけど、Aさん。このバカにレシーブ教えてやってください」








...今なんて言った？



『...ごめん、飛雄もっかい、言って』

影「？だから、日向にレシーブを教えてやって欲しいです。」

『』








思考がフリーズした。









私、バレーに関しては初心者に毛が生えた程度だぞ...(本人無自覚ですが、黒尾仕込みなのできっちり上手いです)





余計な事は言うもんじゃないな(白目)

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