奪ったら(※) ページ48
(注意)
不快に感じたら【＊＊＊】まで飛ばしてください。
＊＊＊＊＊
「オマエを奪ったらアイツはどうなるかな？」
ゾクッと体が震える。
「惨めになるか？それとも絶望するか？壊れるか？」
グイッと私を引っ張って、ジャングルジムに押さえ付けた。
拘束してあった私の腕を2人の男がジャングルジムにガムテープで固定する。
少し遠くで「やめろ！」「やめて！放して！！」とパーちんくんのお友だちの叫び声と彼女さんの悲鳴が聞こえる。
そちらに目を向けると長内の姿があった。
「っ！………用があるのは私、なんでしょ…」
震える声で尋ねると「そうだ」と声がする。
「だったら、2人は巻き込まないで」
精一杯、目の前の男を睨み付ける。
「そいつはムリだな。あの男はオレらの仲間殴ってンだ。只じゃおかねぇよ」
そう言うと手が伸びてきて、ぷつっと私のシャツのボタンが外されていく。
「っ！！」
恐怖で体が強張るのが分かった。
何をされるか…なんて、考えるのすら気持ち悪くなる。
来ていたシャツの上から膨らみに触れられて、素早く顔を埋められると、チクリと胸元に痛みが走る。
「ぃっ…！！」
涙が頬を伝う。
「ハッ！威勢の良さはどこいったんだよ！ざまぁねぇな！！」
ゲラゲラと笑う声に悔しさが涙となって滲む。
「………やめてっ…」
聞いてくれる筈がない。
そう分かっていても、口をついて出てくる。
「あ？まだ始めたばっかだろ」
その言葉の後、首筋にも同じ痛みが走った。
「っ！」
私の首元から顔を離した杉�發�ニヤリと笑った。
その時だった。
「───テメェら、何してんだよ」
聞き覚えのある低い声がして、ゆっくり顔を向ける。
「っ………」
そこには今まで見たことがないぐらい、冷たく怒ったマイキーくんの姿があった。
怖じ気付いたのか、杉�發燭舛魯泪ぅ�ーくんが一歩近付く度に一歩後ずさっていく。
「コイツに手ぇだして、只で済むと思うなよ？」
ビクッと肩を跳ねさせる3人。
「大丈夫か？」と横から来てくれたドラケンくんが、私に巻かれたガムテープをベリベリと外してくれる。
やっと拘束から解かれた私は、足に力が入らなくてその場に座り込んだ。
「A、これ着てろ」
マイキーくんが脱いだ特攻服を私の背中にバサッと掛けた。
「…マ、マイキーくん………あの、ね…」
「喋んなくていい。ケンチン、Aのこと頼んだ」
そう言うと、彼は杉�發燭舛貌佑湛�んで行った。
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月見(プロフ) - まろまゆさん» コメントありがとうございます！面白いと思ってもらえていて、とても嬉しいです。ぜひ、キュンキュンして騒いじゃってください！！更新頑張りますので、宜しければ完結までお付き合い下さい！ (2021年9月29日 12時) (
レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
まろまゆ(プロフ) - 初コメ失礼します！！いつも、更新楽しみにしてますー！めっちゃ面白い上に、マイキーが所々キュンキュンすることしてきて、見てるこっちも騒ぎソウデス…w これからも頑張ってください！！ (2021年9月29日 11時) (レス) @page38 id: 65d35f23ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2021年9月11日 16時
