【名探偵コナン】消えた捜査官4【降谷零】

第5章 補足&登場人物(追加) ページ39

第5章 Lose→敗北と喪失、2つの意味をかけてます。


補足1 150話
「大人は皆、嘘つきだ」
これが、39話の冒頭のセリフに繋がります。


補足2 151話
桂木は綾瀬一家を殺した真犯人については嘘は言っていない。

「犯人はお前の記憶の通りだ」
→記憶の混濁が見られるAにそう言う事で、Aの記憶に犯人の正体を委ねている。

「俺を殺したきゃ殺せ。」
→結果、記憶が混濁しているAは犯人を「父親」と答えたので桂木は否定はせずに、自らが仇であると嘘を告げる。
既にその父親も死んでいる為に怒りの矛先がなく、仇が居なければすぐにAは後を追うかもしれないと、桂木は判断した為。

「お前の父を手に掛けた実行犯の正体は、俺を殺す位じゃ口を割らんぞ。」
→ここでも嘘は言わず【実行犯】という絶妙な言い回しで濁している。
【お前の父を手に掛けた実行犯】のそれぞれの解釈
(桂木)黒幕である鮫島公康
(A)詐欺のプランを実行し父親を騙した詐欺師
→ただ単純に俺を殺しても、俺は口を割らないから犯人はわからないままだぞ。
→暗に、詐欺師を見つけたいなら俺を殺すんじゃなく利用しろと言ってる。


補足3 152話
ここでも桂木は綾瀬一家を殺した真犯人については嘘は言っていない。
「お前も奴と同じ、殺せば終わりだと思ってる。」のそれぞれの解釈
(桂木)奴→鮫島公康、文字通り「邪魔者は殺せば終わりだと思ってる」
(A)奴→父親、「自分自身を殺せばこの苦しみは終わると思ってる」


裏設定1 151話.152話
桂木のチョイスにより、主人公の部屋に飾られた赤い花々。
彼岸花→ガザニア→椿。
主人公は嫌がらせか？と思ったそれらの花言葉は全て「誇り」「貴方を誇りに思う」
自分の正義&信念を全うしようと主人公の父への餞、かも？


補足4 153話
Aが黒鷺の道を選んだのは、想像以上に詐欺被害者達に対して、警察が出来る事は少ない(逮捕してもお金は戻らない事が多い)現実を知ったのも含まれる。




ー登場人物ー

鮫島公康(さめじまきみやす) 【階級】警視監(現警察庁所属)
部下であった綾瀬Aの父に、自身の不正がバレ、告発されようとしていた。
Aの父の動きに気付き、告発を防ぐ為、綾瀬Aの父殺害を決意。
カモフラージュの為に、一家心中を装って綾瀬一家ごと手に掛けた。
本当の黒幕。

安藤の『彼女は父親によく似ている』という発言から、安藤もAの父の動きを知っていたと思われる。

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