44話【お尋ね者】 ページ45
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「＿＿＿ということがあって取り敢えずお主はここまで帰ってきた、と」
『うぅ…将軍様に逆らっちゃった…反逆罪だ…』
麗はトーマたちと逃亡したあと木漏茶屋に避難しそのあと、各々の行動にうつった。
その中で麗は一番安全とは言えないが友人のいる鳴神大社に戻っていた。
項垂れる麗に神子は「童たちはどうした」と尋ねる。
『空くんなら抵抗軍に匿ってもらう為に名椎の浜に行ってるよ。
そこが抵抗軍の前線みたい』
「そうか…。ふむ……」
『あ"〜！どうしようこのままじゃ見つかっちゃうしでも珊瑚宮の人は私の事絶対に嫌ってるし……八方塞がりだぁ〜！』
「これ落ち着け」
『あだっ』
頭を抱える麗にコツンと持っている法器、神楽の真意で小突く神子。
しゃん、と神楽に付いた鈴が鳴る。
麗はそれと神子を見て斎宮に似てるなぁと思う。
「よく考えろ。今の汝が海祇島に行っても決して怪しまれんじゃろ。昔の汝の絵などないのじゃから」
『あ、そうだった』
『じゃあ行っても大丈夫だね！』と呑気に笑う麗に神子は「問題は行くまでじゃな」と言う。
『あ、それは大丈夫。古代の機械使えばいいよ！』
「古代の機械？」
『ほら、鳥居のすぐそばにある青色のアレ。
わーぷぽいんと？だっけ、あれ使えば結構役人達を撒けると思うんだ』
「……汝、その使い方はいつ知った」
『えっとね、前に神子に内緒でモンドに行ったと＿＿＿ハッ！』
しまった！という顔で麗は口を手で覆うが時すでに遅し、神子は「ほう」と言いつついつもとは違う笑みを見せた。
その後ろにはうっすら雷元素で作られた狐が現れる。
「汝が数ヶ月前に1日おらなんだ時があったが…そうかそうかモンドに行っておったのか」
『あ、ああ違うの神子、決して秘密にしてた訳じゃないくてね、言う機会がなかっただけで……怒らないで〜！！』
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空華(プロフ) - 花宮さん» コメントありがとうございます！感想書いていただいて嬉しいです！伏線張っておきながら全部回収できるか自分でも不安です…。これからも楽しみにしてください！ (2022年7月10日 23時) (
レス) id: 15a75e7f42 (このIDを非表示/違反報告)
花宮 - 初コメ失礼します！ぬしさまの作品は色んなキャラと絡んだり所々に沢山伏線が張られていて見てみてとても面白いです！続編がますます楽しみになる作品ですね､､更新待ってます！ (2022年7月10日 22時) (レス) @page10 id: d658c77d5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空華 | 作成日時：2022年7月4日 22時
