smile6 ページ8
貴方side
いきなり呼び止められて、オレンジ色の髪の人に“友達になりたい”なんて言われた
私はどうしたいの？
このオレンジ色の髪の人達に、私の過去を話す？それとも、黙って隙をみて逃げる？
ス「ねぇ…Aが俺を拒否したのってさ、何か…過去にあったことが関係しているんじゃないの…？」
どうしてそこまで分かるの…
北「そうなのか？A」
…このままじゃ、絶対ここから逃げられない
もういっそ、話してしまおうか
いや、ダメだ。過去を話した所で、同情されて終わりだ
…適当な理由をつけて…また私は逃げるの？
“ニゲルノ？”
貴「………私が…高校１年生の時のことです…」
何してるの？！話しても意味ないよ！
そう私の心は言っている。言っているんだ。だけど本心は…
もう誰かに話してしまいたくて
私はずっと話すのを拒んできた。心の中に閉じ込めておけば、いつか忘れられる。そう思ってたけれど、本当は…本当はずっと…
誰かに、この心の声を聞いてほしかったんだ
貴「…私は…桜坂財閥の…跡取り娘なんです…」
・
これは、転校する前の高校での出来事
私にはその頃、大親友がいた
貴「花蓮(かれん)、一緒に帰ろっ！」
花「勿論！帰ろ帰ろー♪」
この子は宮下(みやした)花蓮といった。私は“財閥の跡取り娘”だからと、人に疎遠にされてきた。中学ではいつも１人だった。 だから、高校に入って話しかけてくれた花蓮を、私は無条件に信用してたんだ。
これは高校２年生になる数ヵ月前の話。
花蓮が“委員会で遅くなるから先に帰ってて”と言っていたけれど、私は校門の前で待っていた。花蓮の驚く顔が見たくて
花「……ね……そう」
女「へぇー！じゃあ…」
誰かと話してる…？邪魔しちゃ悪いと思って、声をかけずにいた。すると
女「ねぇ、そーいえばさ、あの桜坂財閥の子とはどうなの？」
花「ん？あーA？うん、すごく良いよ！」
女「良いって…何が？」
花「え？何って…色々物くれるから、便利だよってこと(笑)」
え…？
女「え…どういうこと？」
花「えっと、アイツさ、財閥の娘だからさ、金持ちなわけ。で、なんか知らないけどあたしにすごい良くしてくれんの。しょっちゅうプレゼントとか言って物くれるし！だから、便利(笑)」
…嘘だ……大親友じゃ…なかったの…？
物目当てだったの…？
そこにいるのは本当に花蓮なの…？
嘘だよね…？嘘って言ってよ……
私は、気付いたら泣きそうになっていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「あんスタ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
神なり。 - おもしろいです！頑張ってください！ (2016年9月1日 22時) (
レス) id: 626db7ed2f (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 藍香さん» ありがとうございます！続編できましたので、読んで頂けたら幸いです…！ (2016年7月9日 21時) (レス) id: 8a8ae8c313 (このIDを非表示/違反報告)
藍香 - 続編おめでとうございます！マロンさんの書くスバルたんはキラキラしてて、大好きです☆ 続編もおもしろそうですし、楽しみにしてますね！ (2016年7月9日 10時) (レス) id: 470c680b61 (このIDを非表示/違反報告)
あのこみ - 昔の私見たいだから余計感動しました！この作者さんは私のマジ神！ (2016年4月18日 20時) (レス) id: 640812da45 (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 藍香さん» ありがとうございます！更新速度をあげたいと思っているので、完結までおつきあい頂けたらと思います！ (2016年3月17日 6時) (レス) id: 7fdbc2c919 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：如月マロン | 作成日時：2016年1月22日 16時
