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棗「ルカ 動物達がよく使う穴で最近 人間が通った形跡がないか聞いてみてくれ」
翼「複数の動物達が使わない穴はワープゾーンの対象から外せるな」
棗「使わない=トラップ『危険』の可能性もある
あいつら 確か銃 使ってたっていったな」
蜜「うんっ」
棗「てことは もし最近 あいつら以外この山に立ち入ってないとしたら ……
ルカ 火薬の匂いが残ってる穴を捜す様に頼んでくれ」
ル「わかった」
棗「一気に彼奴らを追い上げるぞ」
________
翼「もう日暮れ…
これ以上 暗くなったら闇雲に動くのは危険だな
ルカぴょんもアリス使い通しで疲れてるし」
ル「え
俺は別に……」
ゴンッ
ル「?!
なつ…」
棗「おい ルカ以外の奴 寝床探すぞ
____明日もお前が頼りだ
さっきの足 本当はまだ痺れてんの無理してんだろ?
今日は もう 休め」
________
棗「この辺いいんじゃねーか?寝床」
翼「すげー でけー木…あの下で寝るか」
蜜「こっち 降りたら湖にあるよっウチ 水くんでくる」
________
棗「___で水は?」
私達はだんをとっている
蜜「汲むもの見つからへんかって…」
ル「棗
ペンギーがこれ見つけてきてくれたよ」
棗「……(嫌なモノを見る目」
ル「棗っ」
棗「おい こいつ まだ連れて行く気か」
蜜「また そ〜ゆ〜こと ゆう〜」
________
____
貴「蜜柑…?」
蜜「どうしたん? A」
貴「喉が渇いて…」
蜜「ごめん…(焦」
貴「いいよ 全然(焦」
蜜「って A?!」
貴「うん…?」
蜜「う…浮いてる!? っていうか羽っっ?!」
貴「歩く気力がなくて…」
蜜「そういえば お腹すいてないん?
A 食糧集めるだけ集めて
結局 何も食べてなかったけど……」
貴「うん…まぁ 普段から?」
蜜「そんなんで お腹空かへんのー?!」
貴「空かないよ?
その代わり喉は渇くけど」
蜜「確かに あんた 食堂でご飯食べてるとこ殆ど見たことないわ…
そんなアリスあるん!?」
貴「アリス…かわからないけど
私も最初は自分が"人間"って
知らなかったくらいだから…」
蜜「____え?」
貴「私はずっと"ウサギの人形"だと思っていたの
私が物心ついた頃には
あの姿で旅をしていた」
蜜「えーー!?」
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作者名:舞華鳥(鳴海・LM・はるか) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/
作成日時:2018年3月22日 1時