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殿「つばさー!」
翼「ん?」
殿が俺達の方に駆け寄ってきた
美「どうしたんだー 殿?」
野「随分慌ててるみたいですねぇ…」
殿「う…噂の
れ、例の『王子様』の名前がわかったって…!」
翼「え___」
野「本当ですか…?」
美「『王子様』って…前初校長を倒したとかいう伝説の??」
野「たしか、そんな噂もありましたねぇ」
殿「____『奈鳥A』」
翼「『A』」
『ごめん……俺、行くから』
『俺を大切にしてくれて
ありがとう』
『お前だけは俺を信じて
翼』
『お前とパートナーになれて
親友になれて
幸せだった』
彼奴のコトバが浮かんだ
頭の中でぼんやりとしていた彼奴の影が少し形を帯びてみえるようになった
殿「…翼?」
誰の色にも染まらない純白の髪
翼「……なんなんだよ、本当に」
お前そのものみたいな
殿「え___?」
最初から
お前は
『今までどんなに辛いことも乗り越えてきたように
これからも俺は乗り越えていく』
俺達の前から
消えるつもりだったんだろ?
『お前がどれだけ遠くに逃げようとしたって
俺は絶対
逃がしてなんかやんねーよ』
___引き止めたかった
『なぁ 翼
お前は
俺がどんな酷いやつになっても
また、俺の名を呼んでくれる?
俺を嫌いにならないでくれる?
もし、俺がお前の前から消えたら
お前は俺を探してくれる?
たとえ___
どんな俺になっても
お前は
俺に笑いかけてくれるだろうか?』
あの冬の日から
雪で覆い隠されていたコトバが
俺の元に届いた
翼「相変わらず、わけわかんねぇ奴
あれだけ『独り』で抱え込まなって言っただろ…」
サッ
『__たまにはいいだろ?
なぁ
____翼』
それでも
最初で最後の『笑顔』のツーショットは
まだ ハッキリとみえないまま
殿「まだ、時間はある
彼奴なら
なんやかんやいって蜜柑と一緒に
俺達が来んのを待ってたりするかもな」
________
____
『棗』
『生きろ、棗』
『生きてる限り
俺はお前の味方だ
____棗』
『蜜柑を守れるのは
棗しかいない』
耳馴染みのある声
お前は___
棗「________A?」
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杏華 - .....この後どうなるか凄く気になります!更新頑張ってください (2017年8月26日 11時) (レス) id: 8c68308756 (このIDを非表示/違反報告)
赤司琥珀 - 最後どうなるかめっちゃ気になる!! (2017年8月21日 5時) (レス) id: 01e328b35c (このIDを非表示/違反報告)
舞華鳥(マイカチョウ)(元 鳴海・LM・はるか)(プロフ) - 赤司琥珀さん» ありがとうございますΣ(///□///) 更新頑張りますのでこれからもよろしくお願いしま〜す☆ (2017年8月17日 22時) (レス) id: 7bc8915cb1 (このIDを非表示/違反報告)
舞華鳥(マイカチョウ)(元 鳴海・LM・はるか)(プロフ) - ルキさん» ありがとうございます(*´▽`*) (2017年8月17日 22時) (レス) id: 7bc8915cb1 (このIDを非表示/違反報告)
赤司琥珀 - 早く続きが見たいです!私も早くこの小説の続きみたいって思える物語を書いてみたいです! (2017年8月17日 9時) (レス) id: 01e328b35c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:舞華鳥(鳴海・LM・はるか) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/dasakusha/
作成日時:2017年7月17日 2時