学園アリス☆最強の王子様☆７

〜３１５〜 ページ18

.


ル「棗も一緒に！」


棗「俺はダメなんだ

ルカ…」


棗「あいつらを

地獄にたたき落とすのをその目で見届けるまで


ルカ、俺は、俺はここを離れるわけにはいかない。」


翼「棗！？」


棗「俺は大丈夫だ

けど、お前らを

この炎から全員守ってやれる余裕は今はない」


ル「まさか、棗…」


棗「俺は

タヒない

タヒんでたまるか


もう一度、あいつの笑顔を見るまで絶対


約束する…っ


ルカ、お前にしか頼めない…

あの時の約束、覚えてるなら

早く行ってくれ


頼む…」


ル「棗っっ！！

！！っ」


翼「ルカ…っ！」


殿「俺たちを遠ざけるように

炎が迫ってくる」



棗「＿＿＿＿」



神「全員、早く逃げろ！
この建物はもう炎で埋め尽くされている。

職員も屋外へ避難を！

槙原先生、のせて重ねた風紀隊をテレポートで外へ。」


翼「ルカ行くぞ

みんなを避難させたら必ず 速攻、お前を連れ戻しに来るからな。



それまで絶対絶対、へばんじゃねーぞ！！」


＿＿＿＿


ル「棗を…

またあんな目にさせてしまった…」


翼「え」


ル「誰かを守ろうとする時の決意の目…

１人で決めて、抱え込んだ…

自分を捨てると決めた時の目…

そんな棗を救えるのは

もう、佐倉しかいないんだ…」



翼「＿＿＿＿ルカ」




ルカに共感を覚えたのは


たぶん


棗と同じように


彼奴の闇も…




『＿＿＿＿蜜柑』




蜜柑しか救えないように見えたから＿＿＿＿




翼「……A」


＿＿＿＿


＿＿＿＿＿＿＿＿




本部が燃え広がりはじめている


もう、見つけたんだろうな



このままじゃ＿＿＿＿




貴「くそっ」



体力使い切ってて立ってるのもやっとだ



貴「……ゲホッ」



早く



早くしねぇと



まだ


……まだっ





『○にたくない』




この件が終わった後も



ずっと




俺は蜜柑を守りたいから




貴「……っ…しゅ…う


瞬間移動！！」



ビリビリ…



ドンッ



貴「……ぐはっ」



俺の周りに貼られた結界の反動が…



翼「A！？」



貴「つ……ばさ」



翼「大丈夫か！？」



貴「……やく、な…めのと…こにっ

おれ…を…！」



翼「そんな体で…っ」



貴「とめ……な

俺…大丈っ」



翼「A」



貴「俺は…大丈夫っ」



早くしねぇと


棗が○してしまう







翼「A＿＿＿＿？」

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