200:#FIELD! ページ14
「あんたが勝手に言って押し付けたんだろ」
「そうともいうかな笑」
「そうじゃないならなんだっていうんだよ」
キャンティが食って掛かってくる割には特に怒ってはいないようだ
「コルンは優しい」
「俺、優しくない」
「んじゃこれからも変わらずよろしく」
「あんたそういうところ、図々しいねぇ」
「うん?…確かにこんな性格だからこういう丸腰なときに、ジンとかバーボン辺りにぶちかまされそうだね」
そういうながらもなんでもないような素振りだ
「別に僕はそんなことしませんよ」
目が笑ってない
「みんながいるときは……ね?」
ニコってわらってみせた
挑発しているように思われただろう
「あはは、なに〜?貴方達そんなに仲悪いの?」
「ジンとよりは仲良いですよ」
「ちょっと〜なにそれ程度が低いわよ」
するとテネシーのスマホが鳴り出した
『今回の件についてなんだか、』と、相手は名乗らないでズバズバと話しかけてくる
「あぁ、はぁ、すみません。あ。はい、はい、…
…え?そうでしたっけ?
あれぇ?そうだったかなぁ、
……はい、それは違いますね」
そういうとニヤッと笑ったかと思うと
暗い空間に目が鋭く光るようだ
「僕はそうする、ともいってなければ、貴方に無理矢理そうさせたわけでもない…
あんたの考えなしの代償を俺が責任をとれというなら、俺が皮っ面掴んどいた一枚もおとしてやるよ
あんたの魂胆がなにかぐらい目をつぶってもみえるってもんだ
俺は1ミリもあんたのこと信じてないから
これがどういうことか…分からないわけないよな」
そういうと目を少しふさぎがちにし、
聞くに耐えれないと言わんばかりに口をへの字に曲げた
「……ってことで、じゃぁ、」
と容赦なくピシャリと切った直後、
「すみません、なんの話してましたっけ?」
と涼しげにいう
「貴方、途中からどんどん口が悪くなってたわよ」
「化けの皮、剥がれまくりってやつ
なんか自分の良いように解釈してるなって分かってたけど、身勝手全開に限界きた
俺短気だからね」
それに眠たいし、と伸びをする
コルンが武器を返してきた
頼んでいた護身用のナイフや銃は申し分ないほど
手入れが施されていた
「え、もうできたの?
本当に器用で手早いよな」
「あんた、だからいつもコルンに頼んでるんだろ?」
「そうだね、かなり手慣れててまるで職人」
そういうとお返しに長細い箱を渡した
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作者名:ラズリー | 作成日時:2021年6月21日 8時