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188:そんな話は聞いていない ページ2

(これでいいとは!!!??)



私は工藤家にお邪魔することになっている


それは行方知れずの兄の捜索のため、昔馴染みでお互いの秘密を知っている仲である探偵、
工藤新一である江戸川コナンに会いに来た


だと言うのにこの男は、
あんまり他人を介入してほしくないのに
平然と初対面の男を無許可でこの話にねじ込んできている



思わず私は大声で言いそうになったが

慌てて口をつぐんだ
冷静にならないといけない、直前に持ち直した



「ちょっと名探偵、それで解決する話じゃないだろ?

なんで依頼の場に彼がいるんだよ

そんなこと聞かされていないが」

「そりゃオメーだって情報多い方がいいだろ?こう見えて昴さんも関わりあるんだ

むしろ俺よりも知ってることあると思う

それに昴さんも話聞きたいんだってさ、

ね、そうだよね昴さん!」


「そうですね」
そういうと彼は鼻筋に手を添えて眼鏡をただした





「…何が、ね?そうだよね? なんだよ、



可愛い子ぶったって可愛くもなんでもないからな!

てかそうならなんで早く言わないのさ!」

だが持ち直したのもむなしく、冷静さの欠片もいつの間にかなくなっていった



名探偵に昴さんと呼ばれた彼は、何を面白いのか私の方を見て少し笑っている





「オメーさぁ、そうやっていうのはいいけど、RUIはどうしたんだよ、キャラが崩壊してるぜ?」


呆れ顔で私の顔をみながら彼はそういってきた


「……別にRUIとしてきたわけじゃないし…
RUIはこのさえどうでも良いだろ」

正直訪問者が来ることを知ってたくせに、知らないふりをして試してきた、この昴という男にも正直腹を立てている



ここまできたら知ったことじゃない


「って要するに、手のひらでコロコロと転がさせられてたってことだろ?この男に!



大体それをいうなら君だってさっきから小学生のクセに、オメー呼びで人のこといえないし


ここまで扱いひどいんなら、

どうなるか分かってるよな?」



そう早口で捲し立てて詰め寄ると、

やっとかなり怒っているということを理解したようだ



「ま、まぁ待てよ…な?」



「待てよ、な? は、いいから
……わかってるよな?」

(私がどれだけ命の危険を感じたか分かってないだろう?この男は!



あのエメラルドの瞳、相当怖かったんだから!

……あれ?ちょっと待てよ??)





私はあることを閃き、ピタッと動きを止めたのだった

189:WHO IS HE??→←lazuliroom 予告 訂正により



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設定タグ:怪盗キッド , 名探偵コナン , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ラズリー | 作成日時:2021年6月21日 8時

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