60:隣 ページ11
「君のこと虜にするとかいって燃えてたからおっかないなと」
「ほんとだぜ、危なかったんだよな
なんか呪われたりしてさ」
「その割には無対策のくせに、よくいうよ笑」
Kaito side
夕食も風呂も暗くなったからと
此処のを使えばいいと神田がいうから
有りがたくその通りにして
寺井ちゃんが帰る時に一緒に帰ると言っていた
だが結局寺井ちゃんは帰ってこれなくなり
夜遅いし余っている部屋があるということで
無理に帰らなくていいのではととどまることにさせてもらい、
Aの家に泊まることになった
「隣の部屋、空けときましたので
自由にお使い下さい」
と案内してそう言う神田さん
(いやあの
とても有り難いんだけど此処って…)
「あ、隣なんだ…
よろしく笑笑」
なんてAが隣の部屋から顔を出す
「お、おう」
(なんでまた隣なんだよ
Aはなんとも思ってないのか?)
「どうされましたか?」
と神田さん
(あ、やっべ…)
「ありがとうございます」
(ボーッとしてた…俺、緊張しているのか?)
荷物をベッドの横に置いたのを見てから
神田さんが出ていった
思わずベッドの上に倒れこむ
(はぁ…まさかこんなことになるなんて
しかもAの家で…
何でこんなに心臓バックバクなんだよ
意味わかんねー
あー…隣が気になる)
A side
「A様、
黒羽様のお部屋はA様のお隣でもよろしかったでしょうか?」
「えっ?
別に…いいけど」
「けど?」
「どうしてそれを私に聞くの?」
「念のための確認ですよ」
「ふーん…いいよ」
正直少し焦ったけど、
見透かされたくなくて
平然を装った
(なんか緊張するじゃん
クラスメートで、
しかも男子で、しかも
黒羽君とか…)
「わかりました」
そう言って少しニヤリとした神田さんが
みえて少しムカッとして
『あ、隣なんだ、よろしく笑笑』
なんて言って平気なふりした
(あー今隣にいるんだよなぁ、黒羽君)
そう思って例のスパイラルノートに手を掛けた
[コンコン…]
(え?
「A様、早めに就寝してくださいね
まだ回復なさってないのですから」
「はーい」
びっくりした…神田さんか…
う、何でこんなにドキドキしてるんだろ…
…きっとこのノートのせいよね、
…うんそうだ
ベッドの上にドサッと仰向けに転がって
ノートを眺めた
我ながらよく描けてるなぁ…)
[コンコン…]
「何ー?」
(ったく神田さん今度は何の用よ笑笑
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(名前)ラズリー(プロフ) - すかたん@小説書いてるおさん» 頑張れっp(^-^)q応援してる 私も更新頑張るっ (2015年6月12日 23時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
すかたん@小説書いてるお - (名前)ラズリーさん» 期末が嫌だああああぁ。相変わらず、私は占ツクをするけどね! (2015年6月12日 22時) (レス) id: 70ea24cba4 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - そっか……もう期末なんだ 私の地元はつい最近中間終わったって聞いたよ?中2ね…私歳は言わなくて正解だったかもf(^_^;若いっていいな (2015年6月11日 20時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
すかたん@小説書いてるお - (名前)ラズリーさん» なるなる。私は中2だよ!もうすぐ期末っ(><) (2015年6月11日 18時) (レス) id: 70ea24cba4 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ラズリー(プロフ) - すかたん@小説書いてるおさん» と、年ですか………えっと…恥ずかしいので…そうだな、脱ゆとり世代です…だめかな…f(^_^; (2015年6月11日 10時) (レス) id: 607bffb9fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラズリー | 作成日時:2015年3月18日 23時