第六話 バチバチ ページ7
–時は来た。
「…一実さん、僕さんのご到着です。」
扉越しに、峯ちゃんの声がする。
「それでは、開けますね。」
緊張の一瞬。現れたのは…
防護服をガッチガチに着込んだ人だった!
「あれ、全員防護服着てないな…。もしかして、職員自分だけ?」
あ、一人称僕じゃないんだ…。
「いえ、私は職員ですよ。深霞一実です。宜しく。」
一実さんは、フワッとした素敵な笑顔で答える。
まるで天使か女神様と言っても過言ではないほどの完璧な笑顔。…こめかみさえ、ピクピクしていなければ。
「へー。」
僕さんは、一実さんに興味が無いらしい。これは流石に、一実さんブチ切れちゃうんじゃないだろうか。
「そろそろ、自己紹介をお願いしますね。」
あ、ブチ切れなかった。
それにしても、台詞だけ聞けばただの会話なのに、こんなに空気がピリピリしてるのはなんでだろう。不思議だ。
「あ、オッケー。 よろしくー、僕星来だよ。君たちは?あっ、患者ならー、半径500m以内に入ったら撃ちマース」
え、どうしよ。もう私入っちゃってるんだけど…。
「ご安心ください、見ての通りこの部屋500mもありませんので、貴方は無事に乱射犯として社会的に逝けますよ。」
もうやだここから逃げ出したい。
「はははー先輩面白いねー。」
すごい、一実さんの言葉に含まれている棘の数々を全てはははーで片付けてる…。この人多分無敵だ。
「では、政府の犬らしくとっとと仕事をしてください。まずは患者さん全員のカルテの整理、それから身長を低くする薬の量産、あと私は貴方の事が嫌いで嫌がらせをしたいので、カルテの整理と薬の量産が終わったら私がいいと言うまで氷水に頭を突っ込んでてください。」
うわ、えげつない。
「はいはーい。」
え、ほんとにやるの?
30分後
「終わりましたー」
早っ⁈
「頭氷水に突っ込んでないじゃないですか。」
え、あれ本気だったの?
「ちゃんと突っ込みましたよーほら、そこのぬいぐるみのを。」
なるほど。確かに、僕さんの頭をとは言われてないもんな。
「そう来ましたか。」
そのあと、そのぬいぐるみを作った凛紅さんにバレないようにみんなで頑張って乾かした。なんかすごく罪悪感を感じた。凛紅さんごめんなさい…。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
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TELUM(プロフ) - 遅くなりました。柚丘双子の登場、ありがとうございます〜!楽しみにしてました! (3月2日 20時) (レス) @page47 id: 5d555315d2 (このIDを非表示/違反報告)
なゆた(プロフ) - ta-tさん» ありがとうございます…裁判はもうすぐ終わるらしいので、どうか更新を気長に待ってくださいませ。 (2月18日 12時) (レス) id: eed7d7e7dd (このIDを非表示/違反報告)
ta-t(プロフ) - ひゃあ!英と凌真の会話が尊い…!新しい職員さんでまともなひと…ハッ!まさか!楽しみだな〜(気づいた) (2月18日 11時) (レス) @page47 id: 02b235c213 (このIDを非表示/違反報告)
なゆた(プロフ) - ta-tさん» むつらちゃんはギャルですからね…ちゃんと会えると良いのですが。 (2月10日 13時) (レス) id: eed7d7e7dd (このIDを非表示/違反報告)
ta-t(プロフ) - 凌真君、凌真っちとか呼ばれてるwというか凌真君に会えるのかな?2月18日がすっごく楽しみです! (2月10日 12時) (レス) @page47 id: e610480f93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*つら* | 作成日時:2023年10月18日 17時