》番外編 奇病棟七不思議（未完） ページ45
詐欺に遭ったあと、アナベルさんが「3人で奇病棟七不思議でも調べてきてください」と言ってきた。イザベルさんは意外と乗り気で、私たちの服の襟を掴んで部屋の外に連れ出して来た。なんだその猫みたいな扱いは。
「…まぁ、時間稼ぎには丁度良いな。」
はてさて一体どういうことか。もうこの発言が七不思議でよくないか？
「あ、うち早速ひとつ見つけちゃったかも。」
「なんですか？」
「名前は知らないんだけどさ、なんか耳と羽が生えてる人いるじゃん？」
そういえばいたな。花夜さんや天死さんの知り合いの、雪さんだ。名字は二重人格らしい。
「ちょっと聞いてんだけど、奇病とは関係なさそうなんだよね。」
「…一つ目ですね。」
じゃあなんであの人はあんなの生やしてるんだ。
「あ、二つ目はいけるかもです。」
「何だ？」
「この廊下、端まで行ったら右に曲がるんですよ。」
「温泉の時に通ったな。」
「でもその先が分からないんです。」
「なるほど。」
「よくわかんないけど、とりあえず二つ出来たね。」
「あ、三つ目もありますよ。」
そういえば、あれのことはまだ誰にも言ってなかったな。
「私の寝室にある日記です。」
「どういう事だ？」
「百聞は一見にしかずです。入ってください。」
そしてあの古い日記を見せた。
「私の知り合いのお父様の名前が書いてあるんですよ。」
「…少し読んでも良いか？」
「はい。」
数分後、イザベルさんは言った。
「この日記は大事に持っておけ。職員が言っていた天の声とやらなら、この日記についての問題を出しそうだ。」
「え？何でですか？」
「天の声が失踪したのはいつだ。」
「確か、深漓亜くんが来た日…あ。」
もしかして、天の声の正体は…いや、だとしたらかならず何かが落ちる音などが聞こえるはずだ。第一あの人面犬系男子にはそんなお芝居できないだろう。
「うーん、やっぱり知らない人じゃ…」
「まぁ良い。いずれ分かる。」
「お姉ちゃん、終わったよ〜！」
なにが？
「なら、これ以上の時間稼ぎは無用だな。」
そしてイザベルさんはとっとと部屋に戻ってしまった。乗り気じゃなかったのか？
「…三不思議になっちゃいましたね。」
「ま、三大不思議って事で良いっしょ！」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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西 - この方角に福があるはずです
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TELUM(プロフ) - 遅くなりました。柚丘双子の登場、ありがとうございます〜！楽しみにしてました！ (3月2日 20時) (
レス) @page47 id: 5d555315d2 (このIDを非表示/違反報告)
なゆた(プロフ) - ta-tさん» ありがとうございます…裁判はもうすぐ終わるらしいので、どうか更新を気長に待ってくださいませ。 (2月18日 12時) (レス) id: eed7d7e7dd (このIDを非表示/違反報告)
ta-t(プロフ) - ひゃあ！英と凌真の会話が尊い…！新しい職員さんでまともなひと…ハッ！まさか！楽しみだな〜(気づいた) (2月18日 11時) (レス) @page47 id: 02b235c213 (このIDを非表示/違反報告)
なゆた(プロフ) - ta-tさん» むつらちゃんはギャルですからね…ちゃんと会えると良いのですが。 (2月10日 13時) (レス) id: eed7d7e7dd (このIDを非表示/違反報告)
ta-t(プロフ) - 凌真君、凌真っちとか呼ばれてるwというか凌真君に会えるのかな？2月18日がすっごく楽しみです！ (2月10日 12時) (レス) @page47 id: e610480f93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊つら＊ | 作成日時：2023年10月18日 17時
