》第三十四話 また怖い人 ページ38
…あの日記は、もうしばらく棚にしまっておこう。
あれれ、そういえば廊下の人通りが多そうだな。ちょっと覗いてみるか。
薄々気づいてはいたが、家具を運び込んでいるようだ。どうやらもう二人目が収容されるらしい。
「あれ?」
なんか、部屋が改造されてないか?
一実さんが苦虫を噛み潰したような顔で何かを設置している。他の三人も不本意甚だしいと言う顔をしているが、僕さんは平気そうだ。
…ちょっと酷い事かもしれない。というかそれ以外の可能性が思い当たらない。
よく見てみると、小さなお花の飾りだった。黒いビー玉のようなものが花びらになっている。なかなかにいい感じだ。照明にも同じものが使われていたから、壊れた部分を取り替えているのだろうか。
「ああ、麗さん…は気がつくはずがないですよね、流石に。」
なんか、とてつもなく失礼な事を言われた気がする。
「こちらの話です、気にしないでください。」
まぁ、ならいいか!
「新しい患者さんですか?」
「そうです。そろそろ来るんですが…」
「一実さん、連れてきました。」
噂をすれば。一体どんな人だろう。急いで降りよう。
「…秋宙、16歳。よろしくするつもりはない。」
びええええ…絶対怖い人だぁ…。
もうこれは早く退散しよう、そうしよう。
なるべく足跡を立てないように階段を上がり、寝室の扉を開ける。
「秋宙⁈おまっ…もしかして、お前も奇病…?」
あ、颯斗さん。最近奇跡の再会が多いなぁ、患者さんと面識のある人が奇病になるってことは、やっぱりうつるのか?じゃあ職員さんは何で大丈夫なんだろ。
「んだよ、凍乃かよ。相変わらず手ぇ冷てえな。」
クスッと笑った…のか?なんか異質な雰囲気だったけど…なんだか、日記の中の清志くんのお祖父様と似たような感じがする。
いや、気のせいに決まってるな。それに日記のことはあまり考えたくない。
とりあえず、今は二人の再会を喜ぼう。
「くっくーっ!?なんで、ここきたの…?」
夕空ちゃん⁈驚いたりできたの⁈
…いや、今のは失礼だな。反省反省。
「お、水萌。症状は大丈夫か?」
ここも知り合いか…三人で仲良かったのかな?また会えたのなら良かった良かった。
…清志くんとは、いつ会えるんだろう。
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TELUM(プロフ) - 遅くなりました。柚丘双子の登場、ありがとうございます〜!楽しみにしてました! (3月2日 20時) (レス) @page47 id: 5d555315d2 (このIDを非表示/違反報告)
なゆた(プロフ) - ta-tさん» ありがとうございます…裁判はもうすぐ終わるらしいので、どうか更新を気長に待ってくださいませ。 (2月18日 12時) (レス) id: eed7d7e7dd (このIDを非表示/違反報告)
ta-t(プロフ) - ひゃあ!英と凌真の会話が尊い…!新しい職員さんでまともなひと…ハッ!まさか!楽しみだな〜(気づいた) (2月18日 11時) (レス) @page47 id: 02b235c213 (このIDを非表示/違反報告)
なゆた(プロフ) - ta-tさん» むつらちゃんはギャルですからね…ちゃんと会えると良いのですが。 (2月10日 13時) (レス) id: eed7d7e7dd (このIDを非表示/違反報告)
ta-t(プロフ) - 凌真君、凌真っちとか呼ばれてるwというか凌真君に会えるのかな?2月18日がすっごく楽しみです! (2月10日 12時) (レス) @page47 id: e610480f93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*つら* | 作成日時:2023年10月18日 17時