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》第三十三話 もう一度 ページ37

…自分でもなぜか分からない。

 もう一度、あの日記を読んでみることにした。本当になぜか分からない。また悪夢を見るかもしれないが、とにかく読まないといけない気がしたのだ。

「えっと…あったあった。」

 確か最後に読んだのは、清志くんのお祖母様が窓から飛び降りようとした事だった。家にいた頃はお手伝いさんたちの間でいじめなどもあったから、そういう事には少し慣れてしまっている自分がいる。
 まぁそのおかげで日記を読み進められるのだが。

「うん?」

 次のページに、「今日、父さんが三つ子を手にかけた。家に大量の警官が入ってきて、色々と聞かれた。もう嫌だ。」と書いてある。三つ子なんていたのか。
 
 さらに読み進めていくと、ここを建てるときに部屋の名前を決めたのはその三つ子だということが分かった。「ここは星空館だというのに、ことときたら花の名前を付けたがった。父さんはそれを許したほどあの三人を可愛がっていた。自分の意思で手にかけるはずがない。絶対に呪いのせいだ。」とあったからだ。

 …『星空館』?ここの名前か?

 そういえばここに来た日、大広間は丸かった。そして扉は壁沿いを一周するように置かれていた気がする。数は確か、八つほど。
 そして長い廊下が途中で右に曲がっていたのだから、ここは一種の太陽のような形をしているのかもしれない。

「…一応、覚えておこっと。」

 もしかしたら脱出の手掛かりになるかも。

 そして次のページをめくる。すると、「母さん」はこの寝室から飛び降りようとした事が分かった。

 …今回の調査は、ここまでにしよう。

》第三十四話 また怖い人→←》第三十二話 なるほどね


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設定タグ:奇病 , 脱出ゲーム , 四季ーズ   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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TELUM(プロフ) - 遅くなりました。柚丘双子の登場、ありがとうございます〜!楽しみにしてました! (3月2日 20時) (レス) @page47 id: 5d555315d2 (このIDを非表示/違反報告)
なゆた(プロフ) - ta-tさん» ありがとうございます…裁判はもうすぐ終わるらしいので、どうか更新を気長に待ってくださいませ。 (2月18日 12時) (レス) id: eed7d7e7dd (このIDを非表示/違反報告)
ta-t(プロフ) - ひゃあ!英と凌真の会話が尊い…!新しい職員さんでまともなひと…ハッ!まさか!楽しみだな〜(気づいた) (2月18日 11時) (レス) @page47 id: 02b235c213 (このIDを非表示/違反報告)
なゆた(プロフ) - ta-tさん» むつらちゃんはギャルですからね…ちゃんと会えると良いのですが。 (2月10日 13時) (レス) id: eed7d7e7dd (このIDを非表示/違反報告)
ta-t(プロフ) - 凌真君、凌真っちとか呼ばれてるwというか凌真君に会えるのかな?2月18日がすっごく楽しみです! (2月10日 12時) (レス) @page47 id: e610480f93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*つら* | 作成日時:2023年10月18日 17時

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