奇病棟脱出ゲーム

　番外編　女王系猫の一日 ページ34

私はうらら。麗の猫よ。

　ある朝、麗が大声で屋敷の中を暴れ回ってたから気になって聞いてたのだけれど、どうやら麗はキビョウ？とかいう事になっていて、それが原因で連れ去られてしまったの。私は優秀だから、もちろんすぐに匂いを辿って居場所を見つけたわ。
　ボロボロの所に入ったのだけれど、麗の匂いがする所に嗅ぎ覚えのある匂いの謎の奴が立っていたから、引っ掻いてやろうとしたわ。でもあっさり通してくれて良かった。
　板の向こうはフカフカの絨毯が私を誘惑しに待っていたけれど、私はまっすぐに麗の元へ向かったのよ。優秀な相棒だからね。

　それからは五十年前の缶詰を食べさせられそうになったり、毛糸(誘惑に耐える為の試練かしら？)とかを買いに駆り出されたりと大変だったわ。本当、あの子は私がいないと生きていけないのかしら。

　

　今日はいい天気だから窓辺で少しだけ二度寝して、部屋の奥の板に付いている変なやつ目掛けて飛び掛かったの。コツは「ゔらぁぁぁ！！」って壊す勢いでガチャガチャやる事。何回かやっていれば開くわ。
　そして右に曲がり、板の向こうから血の匂いがするところでガチャガチャやるの。開いたら大抵藁みたいな色(そういえばここの奴ら大体そんな色ね)の姉妹が夜の私たちの目みたいな色のご飯を出してくれるのよ、おかげで最近体が重くなって、よく麗の顔がお腹にめり込んでくるようになったわ。

　そしたら一日中暇を謳歌して、たまに麗のお使いに行って、空が明るくなってきたら眠るの。

　…ここも結構悪くないわね。

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

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西 - この方角に福があるはずです

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