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 第二話 峯ちゃん? ページ3

『着きましたよ、貴女はこの『奇病棟』で、一生を終えるんです。』

…いや…

「魔女の家じゃん。」

「は?」

「絵本にあった。」

「さすがは箱入りですね。」

「え、これが『奇病棟』?」

「はい」

「…魔女の家じゃん。」

「せめて古い洋館と言ってください。」

「…古い洋館じゃん。」

「さすがは箱入り。」

「ねぇ、さっきからなんかの皮肉?」

「そこは敏感なんですね。」

「まぁ、たくさん聞いてきたから。」

「…箱入りも楽じゃないですよね。」

「あれ、…意外といい人?」

「…いや、悪い人ですよ。悪い事だとわかっていても、我が身可愛さに家に逆らえない。私は弱っちい卑怯者の、悪い奴です。」

「そう思えるのは、いい人だけだと思うよ。」

「…優しい人ですね。」

「ありがとう。」

 それからしばらく歩いて、私たちは魔女の家…いや、『古い洋館』に着いた。周りには他にも防護服を着た人たちが立っていて、私を連れてきた人はその人たちに名刺を見せた。
 多分あんまり良くない事なんだろうけど、私はこの人の名前が気になっちゃったから、ちょっとだけ見てみたの。
 
 そこには、『国立奇病研究所 患者収容係 八椿 峯』って書いてあった。
 そういえば、「箱入りも大変『ですよね』。」って言ってた。ちょっとくぐもってたけど、声も似てた。

 もしかして…

「私の従姉妹の、峯、ちゃん?」

 

》第三話 決心→← 第一話 奇病棟


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設定タグ:奇病 , 脱出ゲーム , 四季ーズ   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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TELUM(プロフ) - 遅くなりました。柚丘双子の登場、ありがとうございます〜!楽しみにしてました! (3月2日 20時) (レス) @page47 id: 5d555315d2 (このIDを非表示/違反報告)
なゆた(プロフ) - ta-tさん» ありがとうございます…裁判はもうすぐ終わるらしいので、どうか更新を気長に待ってくださいませ。 (2月18日 12時) (レス) id: eed7d7e7dd (このIDを非表示/違反報告)
ta-t(プロフ) - ひゃあ!英と凌真の会話が尊い…!新しい職員さんでまともなひと…ハッ!まさか!楽しみだな〜(気づいた) (2月18日 11時) (レス) @page47 id: 02b235c213 (このIDを非表示/違反報告)
なゆた(プロフ) - ta-tさん» むつらちゃんはギャルですからね…ちゃんと会えると良いのですが。 (2月10日 13時) (レス) id: eed7d7e7dd (このIDを非表示/違反報告)
ta-t(プロフ) - 凌真君、凌真っちとか呼ばれてるwというか凌真君に会えるのかな?2月18日がすっごく楽しみです! (2月10日 12時) (レス) @page47 id: e610480f93 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*つら* | 作成日時:2023年10月18日 17時

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