無気力系毒舌少女の憂鬱〜part1〜

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おそ松side



「私は絶対にあなた達みたいにはならないから。……ごちそうさま。」




それだけ言って、Aは部屋を出ていった。




「───なぁ、いつからアイツ、あぁなったんだっけ…」



不意にカラ松が呟いた。



最初からアイツは俺らをこんなに毛嫌いしてた訳じゃない…と思う。



昔はお兄ちゃんって甘えたがりな奴だったのにな。



「確か、中学校入ってからじゃないかな？…そういえば、一松兄さん結構仲良かった方だよね？どうだったかわかる？」


「え……。トド松の方が仲良かったんじゃない？……たぶん、俺らが成人した頃から…だと思う。」



そういや、トド松と一松は特にAと仲良かったな…



「ま、こんなニートな兄だもんな。嫌われて当たり前だろ。」



そう、俺らはきっと…つーか、絶対にアイツの恥になってるんだな。




俺がそう言ったらみんな下を俯く。





「ただいまー。」



どうやら、チョロ松が帰ってきたらしい。



「俺、食器とか片付けてくるよ。」



十四松が一気にみんなの分を運んで行った。





十四松が去ったこの部屋には気まずい空気が漂った。


「僕、出掛けてくるよ。」


「……俺も…」


「俺も、カラ松girlを探しに行ってくる。」




俺はその場に寝転がった。あー、することねぇ…

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